岩田:現在、「MATCHA」はいくつの言語で展開されているんですか?

青木:日本語、英語、中国語、韓国語、インドネシア語の5つです。あと、日本語学習に役立つように「やさしい日本語」というのもあります。

岩田:言語ごとで人気の記事は違うのですか?

青木:英語だとベタにアクセスがあるのは、スーベニア(お土産)の記事ですね。日本に来て、何のお土産を買ったらいいのか悩む人は多いです。ただ、そこで意外と盲点なのは、「本当にメード・イン・ジャパンかどうか」を外国人は気にしているんですね。

岩田:というと?

青木:お土産って、見た目が和風なのに「メード・イン・チャイナ」とかけっこうあるんです。だから、「日本で買えるメード・イン・ジャパンは何か」という目線で訪日外国人の方々は記事を読んでいるので、僕らもそこを軸に情報を発信しています。

岩田:確かに、「お土産のメード・イン・ジャパン問題」は考えたことがなかったですね。

青木:ほかには、ベジタリアンの記事も安定してアクセスがあります。ヴィーガン向けのレストラン情報とか、意外に訪日外国人向けにまとめられているものが少ないんですよ。

――これからイスラム系の人が増えていったら、ハラルフードとかもそこに加わっていきますよね。

青木:そうですそうです。あと意外だったのは、このお店(yelo)の記事ですね。「外国人にもかき氷はウケるんだ!」というのも新たな発見でした。

■外国人が記事を読んで、思わず二回も食べに行ったものとは?

岩田:記事を出してみたら意外と反響があって驚いた、みたいなことも多いんですか?

青木:特に外国語の記事はそうですね。最近では、この「渋谷80周年」の映像を紹介した記事もすごく好評でした。

shibuya80
「80th Anniversary of Shibuya, A Drama of the Historic City」
※80周年記念映像はこちらの記事から!