14091103_1総務部の関根です。女性が入院給付金を受け取る最大の機会は、何だと思いますか?

当社のサイトで、「女性が入院給付金を受け取る理由」というデータ(2012年4-9月当社入院給付金支払実績による)をみたところ、67%が妊娠分娩および産褥周産期に派生した病態、女性特有の疾病とのことでした。

私は2007年に20代後半で第一子を出産しました。(以下、切迫早産の記載ですが、子は無事に予定日近くに産まれました)それまで大きな病気をしたことがない健康体でしたが、妊娠に関わるトラブルにあってしまいました。

妊娠25週のときの定期健診で切迫早産の疑いがあると診断され、NICU併設の病院を紹介されて診察に行ったところ、即入院という診断結果。突然の入院生活に入りました(先の病院で「入院はないと思うよ」と言われていたため突然感が強かったのです)。

といっても、ベッド上で安静という処置のため、定期的な投薬や胎児の様子をモニタリングするだけで、食事制限や点滴や手術をするわけではなく、ただ寝ているという入院生活でした。

費用面に関して、当時は生命保険業界で働いていたわけでもなく、退院~出産後は育児に追われる毎日で、入院にかかる費用を無事に払えて良かった、なんとなく保険に入っていてラッキーだった程度しか思いませんでしたが、あらためて当時のことを振り返ってみます。

かかった入院費を表にまとめました(上表参照)。

・46日間入院し、合計で約35万円かかりました。病室は一般的な大部屋だったので追加料金はありません。

・入院すると10日毎に支払いをしていかなければいけない(病院によって差があるのだと思います)ことを当時知らなかったので、ある程度は自由になるお金を用意しておく必要性を痛感しました。

・そして、私が主に家計の管理をしていたのですが、自分の身動きが取れなくなったときに、夫婦でお金を動かせる方法を考えておくことと、もしも意識がなくなったときのことを考えると、日頃からお金のことを家族で共有できるようにしておくことは大切だと思いました。

・結果として、自費での検査費用が合計金額の2割を占めていますが、自分ではなく胎児に影響を及ぼす可能性がある以上、費用を気にせず検査や処置をしてほしい思いが当時はとても強かったです。医療保険に加入したときはそこまで考えていなかったけれど心強かったです。

・私の入院中、夫はぼほ3食外食、そして夜は飲み会参加が増え、私に食事制限がなかったためにお見舞いに来る際にはおいしい手土産を持参し、そのための交通費もそれなりにかかる、ということで日常の生活費以外に支出が発生しました。

・医療保険の保険金は退院から1ヶ月後の4月3日に入金、公的医療保険の高額療養費は2か月後の5月1日に入金、傷病手当金は3か月後の6月11日に入金がありました。(いずれも申請は放置することなく手続きを進めた記憶はありますが、申請日は明確な記録がありませんでした)。支払いは10日単位でしたが、受け取れる保険金などは退院後がほとんどなので、やはりある程度の貯金はあったほうが良いです。

・幸いにも結婚~妊娠後も仕事を続ける環境にあり、入院~退院後の自宅療養~産休突入までの休職した期間は、傷病手当金が支給されました。夫が一家の大黒柱ではありますが、自分も仕事をもっていることで突然働けなくなったときでも保障があることはありがたいと思い、仕事を続けることも生活していくうえの保険になると感じました。

14091103_2・無事に出産し、育児休暇中に生命保険・医療保険の見直しを試みましたが、切迫早産の病歴が理由で1社は謝絶、もう1社は5年の部位不担保という条件付きとの通知を受けました。健康なときに保険に入っておいたほうがよいと思わせられた出来事でした。

最後に、これを機に思い出したことは、入院中は“早く普通の生活に戻りたい”と毎日思っていたことです。

健康はやっぱり大切です。そして、いざという時には安心して治療に専念できるよう日頃から準備をしておくことも大切ですね。

※2013年09月20日「ライフネット生命保険 社員ブログ」より