インターネットを活用して新しい生命保険サービスを提供するライフネット生命は、定期的にネットを活用した生活者の意識調査を行っております。今回はバックナンバーのなかから、「ワークライフバランス」を紹介します（調査実施：2009年4月13日～4月15日、調査対象：20代～40代の有職者の男女有効回答：1,000）。
ワークライフバランスが充実すると仕事に対するモチベーションが上がる
調査対象となった20代～40代の有職者の男女1,000名のうち、現在のワークライフバランスの満足度について単一回答形式で聞いたところ、全体の43.6%の回答者が『満足している』（「満足している」10.6%、「やや満足している」33.0%の合計）と回答しました。
回答者自身の仕事に対するモチベーションの別で聞いたところ、回答者自身の仕事に対するモチベーションが高い人（527名）の場合、58.1%の人が『満足している』（「満足している」16.9%、「やや満足している」41.2%の合計）と回答し、回答者自身の仕事に対するモチベーションが低い人（473名）の場合、27.5%の回答者が『満足している』（「満足している」3.6%、「やや満足している」23.9%の合計）と回答しました。
このようにワークライフバランスの充実と仕事に対するモチベーションの関係には互いに影響を与え合う関係性がうかがえる結果となっています。
不況の突破口は女性の活躍にある！
女性が活躍できる職場環境の有無別で尋ねたところ、女性が活躍できる環境がある人（583名）の場合、53.7%の人が『満足している』（「満足している」13.9%、「やや満足している」39.8%の合計）と回答し、女性が活躍できる職場がない人（417名）の場合、29.5%の回答者が『満足している』（「満足している」6.0%、「やや満足している」23.5%の合計）と回答しました。
このようにワークライフバランスの充実と女性が活躍できる職場環境の有無の関係には、相乗効果があること推察できる結果となっています。
理想のワークライフバランスの実現に必要なことは……？
理想のワークライフバランスを実現させるために必要なことは何かを複数回答形式で聞いたところ、
・「無駄な業務・作業をなくす」60.4%
・「給与水準を上げる」59.3%
・「有給休暇を取りやすくする」51.5%
という結果となりました。
「女性の活躍」が社会の活性化に重要だと、改めてうたわれている現在、いま一度この数字に着目してみました。
