14102403_1企画部の川越です。
長年の悩みで、残念ながら、字がキレイではありません。というか、汚い。

走り書きとか他人には読めないので、ある意味、便利だなと思えるほどです。
旅先からたまに親にハガキを出すと、実家に帰った時に付箋が貼ってあって、「ここなに?」と言われます。

同僚が不在のときに電話取って書く伝言メモも、かなりひどい。
この前、「おっ、自分よりひどい字のメモがある」と思ったら、ちょっと前に書いた自分のメモでした。

何かの折に、会長の出口に「悪筆でスミマセン」と言ったら、まったく否定してもらえず、「字は大事だからねぇ」と石川九楊先生の本を勧められました。勉強になりましたが、字が上手くはなりませんでした。

そこで、「ライフネット社内で美文字部の活動をしませんか?」という会長秘書の提案に乗っかり、ランチの時間に月に2回、こちらの先生(http://hana-michi.com/index.html)をお招きして、美文字の稽古を始めました。

さっそく衝撃の事実。手始めに自分の名前の漢字の練習をしたら、筆順を数十年のあいだ間違えていましたことが判明しました。

平仮名の稽古では、「平仮名こそむつかしい……」と実感。
稽古帳でなぞったり、朱で直されたり、花丸いただいて喜んだりして、小学校のときの私は何をやっていたのだ……と思いますが、better late than never。

例えば、「も」はたての線から書くってご存知でしたか。常識ですか。

真面目にキレイに字を書こうとすると、姿勢が大切だということに気づきました。
背中を丸めてこちょこちょ書いていると、視野が狭くなって全体のバランスがわからなくなるのです。

背筋を伸ばして、書きたい文字をカラダの中心に据え、丹田に軽く力を入れて、でも肩の力は抜いて肘から動かす。これはむしろ、武道に近いのかもしれない。

あいかわらず伝言メモの字はアレですが、汚い代わりにスピードが極めて早いという長所を優先して、そこは諦めています――。ということで、今のところ、私の字が上達しても同僚が気づくことはなさそうです。

※2014年3月28日更新「ライフネット生命保険 社員ブログ」より