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一度加入すると、契約が終わるまで支払いが続く場合が多い保険料。できれば安く抑えたいと思う人がほとんどだと思います。保険料の中身をちゃんと知っておくことが、賢い保険選びのポイントの1つとなります。

■保険料には、保険会社の手数料分が含まれています

加入者が支払っている保険料には、保険会社の人件費や宣伝費、事務所費用など、保険会社の運営経費に相当する手数料分が含まれていることは、ご存知でしたか。そして、その手数料にあたる部分の割合は、各保険会社が決めているため、実は保険会社によって異なっています。

この保険会社の手数料分を、専門用語では「付加保険料」、またそれ以外の純粋に保険金や給付金の支払いに充てられる部分のことを「純保険料」と言います。

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■保険会社によって異なる付加保険料

例えば死亡保険の場合であれば、純保険料は統計データからはじきだされた死亡率をベースに決められるので、各保険会社の差はほとんどありません。つまり、この場合、保険料を左右するのは「付加保険料」ということになります。

こうした保険料の中身について、保険会社が公表する義務はないので、今まで一般の人が保険料の内訳を知る術はほとんどありませんでした。しかし、ライフネット生命が2008年の11月に開示したことによって、この「付加保険料」が注目されるようになりました。

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徹底した情報公開を目指すライフネット生命保険、付加保険料率の全面開示へ(ニュースリリース)

■自分にあった保険選びをしてみましょう

家電製品や家具、書籍や衣服に食材など、同じ商品を少しでも安く手に入れたいと思った時、インターネット通販と店頭購入のどちらを選びますか?

例えば家具の場合、ネットで購入すると店頭で購入するよりも安く買えることがほとんどです。いろいろなサイトで値段を比較して商品を探し出す手間と、商品到着後に自分で組み立てるという手間は発生しますが、何万円もの差がつくのであればネット通販で買うメリットは大きいです。商品選びから配送、設置までを店舗でお願いして、お店まかせにしてしまうと、やはり、それなりの料金がかかるのは当たり前のことです。

そして、保険についても同じようなことが言えます。従来の対面式の販売方法だと、直接会って話が聞けるという安心感がある半面、やはり、人件費や店舗費がかかります。つまり、保険を販売するための組織が大きければ大きいほど、コストがかかってしまいます。

一方、ウェブサイトが唯一の店であるライフネット生命の場合、営業員もいないためコストが削減できます。結果、保険料そのものがお手頃になるという仕組みです。

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保険を選ぶ際に、ただ保険料が安い・高い、ということだけで判断してしまうのは賢明ではありません。販売方法の違いが保険料に影響するということを理解した上で、自分にとって納得する保険を選んでいくことが大切です。

ライフネット生命が安さを実現できた理由