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営業企画部の小俣です。7月17日(日)に那覇市で開催された「ピンクドット沖縄2016」に出展しました。5月に開催された東京レインボープライド2016に引き続き、当社が昨年11月から開始した同性のパートナーを死亡保険金の受取人に指定可能なサービス(リンク)を同性のパートナーがいらっしゃる方々に知っていただくことが目的でした。

LGBTを象徴する色にはレインボーが多く見られますが、シンガポールを発祥とするこのイベントはメインカラーをピンクとしていることがひとつの特徴です。

パートナーシップ登録制度の第1号となったカップルの結婚式

パートナーシップ登録制度の第1号となったカップルの結婚式

昨年、那覇市が「性の多様性を尊重する都市・なは(通称・レインボーなは)」を宣言しました。これに加えて、同性カップルを結婚と同等の関係と認定する「パートナーシップ登録制度」を設け、その認定第1号となるカップルがこのピンクドット沖縄2016で生まれるというとても象徴的なタイミングで出展することができました。

ピンクドット沖縄について、共同代表で、30年近いゲイ・アクティビストとしての活動歴を持つ砂川さんは以下のように語ります。
「LGBTの当事者かどうかは問わず、同じ思いがある人の集まりです。沖縄県外や国外のどこから来てもいい、という感覚で活動していて、イベント参加者の半分くらいはLGBTではない人たちです」
(引用)LGBTの人たちが認められ、自身を開放できる社会に──ピンクドット沖縄・砂川秀樹さん

砂川さんの言葉通り、当日の会場はLGBTの方や異性愛者、外国人、視覚や聴覚に障がいを持つ方などで埋め尽くされ、多様性に包まれた空間でした。東京レインボープライドに引き続いて、ライフネット生命ではフォトブースを出展し、多くの方がブースに遊びに来てくれました。写真を撮っていただいた数だけ当社のLGBTサポート資金を積み立てる「レインボーフォトプロジェクト」にも強い関心を示してくださる方も多くいらっしゃり、担当者としては嬉しい限りでした。

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また、今回はイベント当日の出展だけでなく、以下のような取り組みを沖縄の方々とご一緒できました。

レインボーフォトプロジェクトの一環で那覇中央図書館へ、当社の事例が掲載された本の寄贈レインボーフォトプロジェクトの一環で那覇中央図書館へ、当社の事例が掲載された本の寄贈

レインボーフォトプロジェクトの一環で那覇中央図書館へ、当社の事例が掲載された本の寄贈

映画「ジェンダー・マリアージュ」上映会への協賛とトークセッションへの参加

映画「ジェンダー・マリアージュ」上映会への協賛とトークセッションへの参加

東京やその他の都市のプライドパレードやLGBT関連イベントに比べると、規模の面では決して大きいとはいえないピンクドット沖縄。しかし、その空間にはとてもあたたかい空気が流れ、誰もが参加でき、みなが心地よくかかり合い、笑いあえる雰囲気に満ちていたのが印象的です。

先のインタビューで、共同代表の砂川さんはこうも語っています

「沖縄は、離婚率が高くシングルマザーも多く、家族形態の理想のかたちが画一的ではないんです。だからゲイとかレズビアンも認められやすい。一方で、家族や親戚のつながりが強く、子どもを作って家を継いでいくことができないと考えられている同性カップルに対する抑圧もあります。だからLGBT*当事者は周囲に知られることを不安に思っています。家族に関しては両義的な面がありますね。」

砂川さんの言葉にもあるように、東京には東京の、沖縄には沖縄なりの家族観や文化があり、きっと、それぞれ違った多様性の追求の仕方があるのだと思いました。

時代の移り変わりとともに、家族のあり方や人々の価値観は変化してきました。お客さまの人生にとって「転ばぬ先の杖」であるのが生命保険だとすれば、世の中の変化と連動して保険もまだまだ変わっていかなければならないと思える、ありがたい出展の機会になりました。

ちなみに、最後の全体集合写真では、図らずも当社のコーポレートカラーが随分目立つ形で仕上がってしまいました……申し訳ございません。

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※2016年7月28日「ライフネット生命保険 社員ブログ」より(営業企画部・小俣)