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■11月は「生命保険月」の理由。実は……

生命保険会社は毎年11月になると各社とも「生命保険月」と題して、積極的にお客さまへの訪問活動をしています。

さて、この「生命保険月」、どのようにして生まれたのかご存じでしょうか? 実は、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)による指示だったのです。

第2次世界大戦で日本の生命保険業界は壊滅的な打撃を受けていました。
そんな窮状を見かねた、GHQの保険担当官J.P.ロイストンは、生命保険協会に対し「毎年11月を『生命保険の月』として、生命保険の奨励運動をしてはどうか」と提案しました。

当時の生命保険は年払い契約が中心で、主力産業は農業でした。
そこで、生命保険業界では米農家がお米を収穫して供米代金を受け取る11月にあわせて一斉に保険の新契約募集をかけようと計画を立てたのです。

それが現在でも続いている「生命保険月」のきっかけだといわれています。ではこの時期に加入するとおトクなのでしょうか?

■「生命保険月」よりも「誕生月」の前に加入を検討するのがおトク

生命保険月だからといって必ずしもすべての方にとっておトクとは言い切れません。むしろ、「誕生月」の前に保険を検討された方がよいかもしれません。

一般的に生命保険は加入する年齢が上がると、同じ保障内容でも保険料は高くなります。特に誕生日が近い人は要注意! 加入することを決めたら、年齢が上がってしまう誕生日よりも前に手続きを済ませることをおすすめします。

※保険会社の商品によって、保険料の計算に用いられる年齢の算出方法が異なる場合もありますので、事前に必ずご確認ください。

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文/ライフネットジャーナル オンライン 編集部