(写真はイメージです)

「もったいない」という日本語は、今では、世界に広がりつつあるようです。家の中やオフィスに「もったいない物」を見つけたとき、「誰かのために役立てられたら」と思うことがありますね。そんな気持ちから、必要とされる物を必要とする人のもとへ届ける活動に取り組んでいるNPO法人 もったいないジャパン理事長の山本高大さんにお話をうかがいました。

当記事はFMラジオJ-WAVE「JK RADIO TOKYO UNITED」の番組で、世の中をもっと楽しく、グッドにするためのアクションを紹介する『COME TOGETHER』より許可を得て加筆転載しています

■もったいないジャパンとは?

自宅や企業で不要になった、でもまだまだ使える「もったいない物資」を国内の被災地支援や海外の孤児院の支援等に役立てる活動をしている団体です。

■団体が生まれたキッカケは?

もともとは古本を役立てる活動をしていたのですが、古本は捨てるか古書店等に売りにいくしか再活用の方法がありませんでした。それで古本を気軽に寄付できる場所があってもいいのではないかと考えて、現在の活動を始めたのです。

■今では古本以外も取り扱っているのですか?

10年ほど活動してみると、本以外も寄付したいという声があったので、本以外にも「もったいない」と思うものを役立ててみよう、と思い、2016年に「もったいないジャパン」を発足させました。

理事長の山本高大さん

■私達にできる寄付には、例えばどんなものが?

身近にある「衣服」「古本」「かばん」「食器」「使用していないギフトセット」などを寄付することができます。ペット用品や、楽器類、スポーツ用品なども未使用のものがあったらぜひ寄付してください。

■私たちが寄付した物は、どのように運ばれるのですか?

もったいないジャパンでは、必ず支援先での需要をヒアリングして、現地を支援しているNPOやボランティア団体へ必要な物資を送っています。また海外の孤児院などへは、学生ボランティア団体などと協働し、直接現地へ持っていってもらっています。

■活動を続けるなかで「もったいない」と思う気持ちが広がっている実感はありますか?

かなり感じています。この活動を始めて「もったいない」を活かしたいという方が、日本にこんなに多くいるのだということに気がつきました。寄付される物資の量は日に日に増えていて、寄贈先を見つけるにも一苦労なほどです。この活動に共感して、協働する団体や企業も増えてきました。着実に「もったいない」の心が広がっているのです。

■この活動に興味を持った場合は どうすれば参加できますか?

ご自宅にある不要な物資などを寄付していただけるとありがたいのですが、荷物をまとめる時間や、送料が負担になるようなら、当法人のリンクをご自分のブログやSNSなどに張るだけでも大変助かります。Facebookの「いいね」で活動がシェアされると、とてもうれしいのです。

もったいないジャパンの活動や寄付の方法について、より詳しくは、ぜひウェブサイトをご覧ください。

<インフォメーション>
NPO法人もったいないジャパン
●http://mottainai-japan.com/