(写真はイメージです)

地震や台風などの自然災害が多い日本で暮らしていれば、誰でも少しは防災について考えることがあるのではないでしょうか。では具体的に何をしたらよいのか、楽しみながら防災知識を学ぶことができる「イザ!カエルキャラバン」を実施しているNPO法人プラスアーツの永田宏和さんにお話をうかがいました。

当記事はFMラジオJ-WAVE「JK RADIO TOKYO UNITED」の番組で、世の中をもっと楽しく、グッドにするためのアクションを紹介する『COME TOGETHER』より許可を得て転載しています

■防災に関して、身の回りを見直そうとする方に対して、防災のプロ、永田さんが「改めてここに注目してほしい」と思うポイントはどこでしょうか?

備えの重要性を改めて訴えたいと思います。備えは3つで、場の備え、物の備え、最後に心の備えが必要なのです。

理事長の永田宏和さん

■それはなぜ? また具体的に取るべきアクションは?

災害は、有事になって初めて自分の事になるものであり、それまではどこかで他人事で、まず心の備えがないと場の備え、物の備えにつながりづらいんです。有事の際は気持ちを切り替えて取り組む必要があると思っています。

■「今すぐにできる防災」には、どんなことがありますか?

よく言われるのは非常食の備蓄です。以前は長期間保存できる物でしたが、今はときどき食べて消費して、減った分を買い足していく方法が主流です。5日分ほどストックするだけで十分だと思います。それをキッチンの引き出しに入れる感覚でいいでしょう。好みの食べ物を選ぶこともできるので、おすすめです。

■「防災/災害」について学ぶことができるイベントが行われましたね?

「災害イツモフォーラムTOKYO」で、私のほか、熊本地震のときにテント村を作ったアルピニストの野口健さんなど有識者が集まって対談し、講演しました。私は、イベントのタイトルの一部にもなっている「災害イツモマインドセットとは何か?」を説明し、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震の教訓を生かした「被災体験から学んだ自宅快適避難グッズのススメ」というテーマで講演しました。

NPO法人プラスアーツの活動と「災害イツモフォーラムTOKYO」については、ぜひウェブサイトをご覧ください。

<インフォメーション>
災害イツモフォーラムTOKYO
●https://saigai-itsumo.com/event/
NPO法人プラスアーツ

●http://www.plus-arts.net/