(写真はイメージです)

住み慣れた街というのは、心地よいものでしょう。そんな場所を自分の力でさらにすてきな街にできたら、毎日がもっと輝くかもしれません。東京・多摩地域にある「狛江市」を「もっと楽しい場所にしたい!」という思いから立ち上がった団体、コマエカラーの副代表、高野充吉さんに お話をうかがいました。

当記事はFMラジオJ-WAVE「JK RADIO TOKYO UNITED」の番組で、世の中をもっと楽しく、グッドにするためのアクションを紹介する『COME TOGETHER』より許可を得て転載しています

■コマエカラーとは?

都心から程近く、多摩川や野川の豊かな自然がある狛江の強みを生かして、狛江がもっともっと楽しい街になるようにさまざまなことを企画している団体です。市民のチカラでイベントを実施し、今年は多摩川河川敷の旅館を利用したカフェ「SOTOKAWADA」の運営をスタートさせました。

コマエカラー 副代表の高野充吉さん

■「コマエDIY計画、はじめます。」というステキなキャッチフレーズには、どのような思いが込められているのでしょう?

街づくりを大きな企業や行政に任せきりにしないで、自分たちがアクションを起こして進めていく、という思いがあります。ステキなものや楽しいこと、それが自分たちのホームタウンにあれば最高だと考えています。「家庭(ファーストプレイス)、職場(セカンドプレイス)に続くサードプレイスとして狛江が発展、充実すればより豊かな都市生活が送れるのではないか」と考えたとき、「それをDIYしよう」と思い至ったのです。アメリカのポートランドをモデルケースにしました。

■そんなDIYとして、みんなで作るお祭りが開催されましたよね?

「誰かに頼るのではなく、自分たちでゼロから作ってみようという」というイベント、多摩川リバーサイドフェスティバル「TAMARIBA」を狛江市の和泉多摩川河川敷で開催しました。昨年に続く2度目の開催で、市内の有名飲食店が共同で運営する「TAMARIBAグリル」の炭焼きのお肉を中心にした料理と、クラフトビールや自然派ワインを提供。そのほかキッチンカーも多数出店され、音楽ライブやワークショップも併せて開催しました。

■去年のTAMARIBAは、どんな様子でしたか?

イベントの告知はFacebookなどのSNSでの発信が中心でしたが、2日間で3000人が来場しました。初日の午前中が大雨で中止になりましたが、そのあと天候が回復し、地元の人はもちろん市外からの来場者もたくさん迎えました。レジャーシートやチェアーなどを持ち込んで読書したり音楽を楽しんだり、また仲間とワイワイお酒を楽しむ人たちもいて、なんともピースフルな空間でした。

■今年はどんな催しにしたいと考えたのですか?

多くの人が来場して楽しんでくれることで空間が完成されます。そこに参加型DIYフェスの意図があると考え、クラフト感を大切にし、会場にドーネーションボックスを設置して、来年以降の運営費に充てることを計画しました。

コマエカラーの活動と「多摩川リバーサイドフェスティバル TAMARIBA2017」の模様については、ぜひウェブサイトをご覧ください。

<インフォメーション>
●コマエカラー
●多摩川リバーサイドフェスティバルTAMARIBA