(写真はイメージです)

多くの人が、周囲の人になかなか打ちあけられないことを心に秘めているでしょう。もしもそれを打ちあけたくなった人がいたら、誰かに話せる場所を提供したい、その場所を通じて人と人をつなげたいと考えて活動しているNPO法人バブリングの中村俊介さんにお話をうかがいました。

当記事はFMラジオJ-WAVE「JK RADIO TOKYO UNITED」の番組で、世の中をもっと楽しく、グッドにするためのアクションを紹介する『COME TOGETHER』より許可を得て転載しています

■バブリングとは?

ありのままの自分を表現することができ、あるがままの他者を受け入れることのできる強く寛容な社会を目指して、大切な人へのカミングアウト、つまり言えなかったことを打ちあけられるよう応援する、というミッションを掲げて活動している団体です。

■発足のキッカケは?

もともと『バブル』という飲み会を実施していて、その飲み会のコンセプトが「友達の友達と友達になる」でした。さまざまなマイノリティ当事者と、当事者ではない人たちが仲良くなるというイベントが始まりで、それを運営していたメンバーが、社会に対して何かためになる活動をしようと考えて発足に至りました。

メンバーの中村俊介さん

■どのようなカタチで「大切な人へのカミングアウトを応援する」場を提供していますか。

毎週日曜の19時から23時まで、新宿のゴールデン街にある「からーず」というお店を借りて『バブリングバー』というバーを開いています。セクシャルマイノリティ当事者などの当団体メンバーが常時2人から3人バーカウンターに立ち、お客としてきた人のさまざまな話を聞いたり、隣同士になった人たちを引き合わせたりします。そこは、さまざまな話が飛び交う場になっているんです。

■なぜこのような場所を作ろうと?

バブリングではさまざまな当事者の人たちのインタビュー記事をサイトに載せていますが、ネット上だけではなく、現実の世界でも、彼らとの接点が生まれるような場を作りたいと考えたのです。

■『バブリングバー』はどんな場所ですか?

さまざまなマイノリティ当事者、たとえば、一見しただけでは分かりづらい病気を抱えているというマイノリティ要素を持つ当事者や、児童養護施設の職員としてマイノリティ要素を持つ当事者を支援する人たちなど、さまざまな立場・状況の人たちが、身の上話をしにきたりする場所になっています。

■団体を通してどんな交流が生まれていますか?

つい先日、他の人には言っていないことをバブリングバーで初めて打ち明け、その後バブリングバーの常連になった人が、自分のマイノリティ要素をもっと多くの人たちに知ってほしいと、ブログを始めました。そのブログでバブリングバーのことを知って来店した人が、偶然にもブログを書いた当人に会い楽しそうに話していました。ここのバーで出会った人たちが仲良くなり、その後交流が続いているという話を聞くと、すごく嬉しく思います。

■今後の展望を教えてください。

バブリングバーだけでなく、学校や企業において、「ダイバーシティ体感ワークショップ」を開き、カミングアウトの受け手側の意識を変えていきたいと思っています。「ダイバーシティ体感ワークショップ」というのは、さまざまなマイノリティ要素を持つ人たちになりきってコミュニティケーションを試みるワークショップで、さまざま当事者の気持ちが分かるというものです。カミングアウトしやすいように社会が変わり、誰もがが自分らしく生きられるようになることを願っています。 詳しい活動や、さまざまな人へのインタビューは、ぜひウェブサイトをご覧ください。

<インフォメーション> NPO法人バブリング ●http://npobr.net/

<クレジット>
文/ライフネットジャーナル オンライン 編集部

 

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