(写真はイメージです)

子どもが子どもらしくあり、のびのびと成長するために、また自分の将来について希望をもって考えるために、落ち着いた生活環境と適切な教育は欠かせないものでしょう。しかし世界には、満足な教育を受けられない子どもたちがたくさんいます。 そんな子どもたちの支援に取り組む認定NPO法人国境なき子どもたちの理事で、フォトグラファーでもある清水匡さんにお話をうかがいました。

当記事はFMラジオJ-WAVE「JK RADIO TOKYO UNITED」の番組で、世の中をもっと楽しく、グッドにするためのアクションを紹介する『COME TOGETHER』より許可を得て転載しています

■国境なき子どもたちとは?

「国境を越えてすべての子どもに教育と友情を」というビジョンを掲げて活動している団体で、貧困や紛争、災害で困難な状況にある子どもたちに教育や職業訓練、自己表現の機会を提供しています。また「共に成長するために」という理念のもと、日本の子どもたちが世界の子どもたちの抱える現状を知り、お互いに支え合えるよう次世代を育成している組織です。現在、カンボジア、フィリピン、バングラデシュ、パキスタン、ヨルダン(シリア難民)、パレスチナ、そして日本で活動しています。

理事の清水匡さん

■支援を受けにくい子どもたちに向けてもアクションしているということですが「支援を受けにくい」とは、どのような子どもたちで、どのような支援活動を実施しているのでしょうか。

ひとつは15歳以上の青少年です。幼い子どもたちに支援が集中する一方、15歳以上は支援を受けにくい年齢といわれています。こうした子どもたちが「若者の家」(衣食住を提供)という施設で安心して生活し、勉強や自分の将来に集中し自立の準備ができるよう支援しています。

もうひとつは音楽、美術などの情操教育の提供です。国外には公立学校に情操教育がない国もあります。音楽や美術は必要不可欠ではないかもしれませんが、子どもが子どもらしく、のびのびと成長するには欠かせないものであると考えているのです。

■私たちにもできる支援を教えてください。

寄付を受け付けています。例えば、1,000円あれば、フィリピンの子ども1人に1日3食、5日間、食事を提供できます。2,500円あれば、カンボジアの青少年1人に1か月職業訓練を提供できます。さらに5,000円あれば、シリア難民の子ども50人に軽食を提供できますので、ぜひ寄付してアクションに参加してください。 国境なき子どもたちの各地での活動レポートや寄付の方法については、ぜひウェブサイトをご覧ください。

<インフォメーション>
認定NPO法人国境なき子どもたち
●http://knk.or.jp