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左が高校の時、右がライフネット入社時の写真です

ライフネット生命の新卒入社3期生、徳山正一と申します。僕のライフネット生命に入社するまでの人生は少し変わっていて、高校中退やプロボクサーになるなどの紆余曲折を経て、2013年4月に入社しました。

今日は挫折を味わい、そこから立ち上がるきっかけになった出来事をご紹介し、僕の自己紹介にしたいと思います。

僕は地元の大阪にある1年経つごとに1クラス分がなくなる(1クラス相当が退学する)といった高校に進学しました。そのなかでも僕の成績は下の下です。1年生から2年生にあがる際は仮進級。さらに担任の先生ともよく衝突していました。

そして、17歳のとき、非常にプレゼンテーション能力の高い副教頭と学年主任、担任の先生にほかの高校を薦めていただき、高校を中退しました。

そのときは、まさか自分が高校を辞めるなんて思ってもいませんでした。しかし、人生に対して大きな希望も目標もなかったので、特に気にすることもなく、バイトをしては遊ぶ生活を送っていました。めちゃくちゃ遊んで、めちゃくちゃ楽しんで、毎日が充実していました。

もちろん、「本当にこれでいいんか?」というような、言葉ではうまく表現できない虚無感が、たまに顔をのぞかせることもありました。しかしそれは、できるだけ考えないようにしていました。

そんなとき、当時バイトをしていたピザ屋の店長から「○○(バイト仲間)と徳山、今ちょっと時間ある?」と、仕事が終わったあと、休憩室に呼び出されました。そこで、店長から彼の人生論を聞かされました。

その日を境に、バイトが終わったあとは店長の人生論を聞くのが定番になったのですが、当初は、「なんやねん、これ! はよ帰りたいな~」と思っていました。事実、もう1人のバイト仲間はその時間がすぐにイヤになり、その場に来なくなりました。

でもなぜか、僕は継続して聞いていました。その理由は、その店長も高校時代は荒れていたけれど、後に更生してピザ屋に就職したという経験があったからかもしれません。

そこで彼が何度も語ってくれたのが、この「人生の一次関数」。

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当時のメモはないので僕が忠実に再現しました

横軸が“年齢”、縦軸が“成功度”を示す関数で、要するに「お前はこのままでは人生を無駄にする。俺も昔はゼロ。しかし、22歳でそれに気づき、ここまで変わることができた。お前は18歳、ここで変わればお前は俺を超えられるぐらい変わることができる。“人間はいつでも変われるんだ!”」という内容でした。

この一次関数の話をバイトが終わる度に聞かされた僕は、何かの催眠術にかかったのでしょう。19歳のとき、一念発起して大学受験への挑戦を決意。1年間の受験勉強の末、大学合格したのです。

「人間はいつでも変われるんだ!」の精神は大学入学後も続き、プロボクシングの世界にチャレンジするなど、今なおこの考え方は僕に大きな影響を与えています。

※2013年8月27日「生命保険 入社日誌」より