14092902_1みんなが知りたいお金の話、知っておくべきお金の話。岩瀬大輔が「お金のプロフェッショナル」の方々に、直接インタビューしてまいります。ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子さんと岩瀬大輔による「結婚とお金」の話の後編は「結婚したら知っておきたいお金の話」を、花輪さんに伺いました。(前編はこちら)

■ママの“趣味費“が増えている?

岩瀬:そして今年、出産されましたが、出産前後は出ていくお金も増えますよね。どんなことにお金がかかりましたか?

花輪:個室代に、一泊数万円かかりました。帝王切開だと個室でないとつらいので、ここは節約できなかったんです。帝王切開での出産費用に約70万円、差額ベッド代に約30万円かかりましたが、出産育児一時金や高額療養費などで戻ってくるお金もあるので、実質的な自己負担は30万円くらいでした。

岩瀬:半分以上戻ってきたとはいえ、結構な負担ですね。皆さんそのくらいかかっているんですか?

花輪:いえ、出産費用の平均は約49万円で、出産育児一時金としてもらえるお金は42万円です。なので、実質負担はそんなにかかりませんが、病院によって差が出てきます。やはり都内のほうが、高い傾向があります。私はギリギリまで働きたかったので、費用はかかっても都内で出産という選択をしました。

岩瀬:お子さんが生まれてからは、どのような出費が増えますか?

花輪:水道光熱費、食費。それから皆さん結構かかっているのが通信費や趣味費です。世の中の趣味が増えてきていて、旅行やレッスンなどにお金をかけているようですね。

岩瀬:子ども生まれたら、そういうことはなかなかできないんじゃないですか?

花輪:基本的には子どもとずっと一緒にいなければならないんですけど、たまには外に出たほうが気が紛れるということもあって、母と子で受けられる教室が今増えているんです。ベビーマッサージやベビーサインとか。

岩瀬:そういう情報は、やはりネットで探すのですか?

花輪:ネットや雑誌です。パソコンよりは、すぐにネットにつながるスマホのほうが、ママとの相性はいいようです。ママ友からLINEで矢のように情報が入ってきますよ。