インターネットを活用して新しい生命保険サービスを提供するライフネット生命は、定期的にネットを活用した生活者の意識調査を行っております。今回は「フリーランスの働き方とお金に関する調査」について紹介しましょう。

対象としたのは、20~49歳の男女1,000名(フリーランス500名、正社員500 名)。特に貯蓄額の調査からは、正社員とフリーランスだけでなく、フリーランス同士にも金額に違いが目立つことが見えてきました。

[調査期間]2014年10月21日〜10月22日
[調査対象]20〜49歳の男女フリーランス(自営業・自由業・個人事業主)・正社員
(ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする)
[調査方法]モバイルリサーチ
[有効回答]1,000名

■フリーランスのほうが“平均”貯蓄額は多いが……

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フリーランスと正社員に現在の貯蓄額について自由回答で聞いたところ、フリーランスの平均貯蓄額は431万円、正社員の平均額は359万円と、フリーランスのほうが高くなっています。

フリーランスの貯蓄額について細かく見てみると、貯蓄額「3,000万円以上」の割合が3.6%と、正社員の2倍以上になっていました。また、フリーランスの約10人に1人が貯蓄額「1,000万円以上」(12.2%)と、こちらも正社員の貯蓄額(9.4%)を上回る結果となりました。

しかし、フリーランスの5人に1人(22.2%)は「貯蓄額が0円」という結果も出ており、正社員と比べ貯蓄額の多い人と少ない人の差が大きい傾向にあるようです。


 

続いて、フリーランス(500名)に、会社員が一般的に受けている各種制度や保障がフリーランスには適用されないことを知っていたかどうか、欲しいかどうかを聞きました。

まず、会社員などが任意で加入できる保険制度<団体保険>について、「フリーランスには制度がないことを知っている」割合は6割半(65.4%)、「知らなかった」割合は3割半(34.6%)となりました。

次に、会社員などが失業した際に、特定の期間給付金を受け取れる<失業保険>について、「フリーランスには保障されないことを知っている」割合は7割半(74.8%)、「知らなかった」割合は2割半(25.2%)でした。

最後に、健康保険の被保険者が、傷病により業務に就くことができない場合に給付される
<傷病手当金>について、「フリーランスには支給されないことを知っている」割合は7割(69.8%)、「知らなかった」割合は3割(30.2%)となりました。

さらに、それぞれの制度や保障について「フリーランスにも欲しい」かを聞いたところ、欲しいと答えた割合は

<団体保険>で6割半(67.0%)
<失業保険>で7割半(74.0%)
<傷病手当金>はもっとも高く、8割(77.6%)

となりました。

いずれの制度や保障においても、欲しいと思う方が多数派となり、フリーランスがさまざまな面で万が一のリスクに対する保障を求めている様子が垣間見える結果となりました。

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調査リリースでは、収入が不安定なフリーランスの保険加入率についても結果を発表しています。全文・詳細は以下からご覧ください。

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