座りながらバランスをとることで、体幹を鍛えるバランスボール。少し前にブームとなっただけに、オフィスや家庭にあるという方も多いのでは? しかし、有効的に使うことができている人は、意外と少ないのではないでしょうか。
実はバランスボールは、うまく活用すれば、お腹を凹ませることにかなり役立ちます。
そこで今回は、バランスボールを使った腹筋トレーニングを紹介。いつもの腹筋運動にバランスボールを加えるだけで、ずいぶんと筋トレの効率がアップします。
監修は、ボディデザイナーの森俊憲さんです。
●ボールクランチ
【やり方】
①バランスボールに腰かけます
②そこから仰向けになり、背中をボールに乗せます
③腹筋を縮めるように、上体を起こしましょう
④ゆっくりと元の姿勢に戻ります
⑤この動作を10回、繰り返しましょう
上体を起こす際にへそのあたりに視線を置くと、腹筋が効果的に鍛えられます。
反動を利用するのではなく、伸ばした腹筋を縮めていく感覚を意識して!
●ボールニートゥチェスト
【やり方】
①四つん這いになり、両脚をボールの上に乗せましょう
②そこから、カラダがまっすぐになる位置に両手をつきます
③腹筋の力を使って、ヒザを胸のあたりに引き寄せます
④バランスをとりながら、ゆっくり戻しましょう
⑤この動作を5回、繰り返します
なかなか負荷が強い中級者向きのトレーニングですが、それだけに効果は抜群。腹筋だけでなく、全身の筋肉が引き締まります。
バランスボールを引き寄せる際には、反動をつけずに、腹筋の力で胸のあたりまでもってきましょう。まっすぐ前後に動かし、ボールが横にズレないように気をつけてください。
どちらも最初はツラいかもしれませんが、年末年始のこの時期に習慣化しておけば、冬休み明けにカラダがシェイプアップされたことを実感できるはず。ほかの種目とあわせて、お腹を凹ませていきましょう!
<実演・監修>
森俊憲(もり・としのり)
株式会社ボディクエスト代表。ネットを活用した独自のウェブシステムやアプリを開発し、受講者が自宅に居ながらマンツーマンの指導・支援を受けられるオンライン上のフィットネスサービスを展開。これまでに6000名以上への体型管理カウンセリングやパーソナルトレーニングを行う。著書に『へやトレ』(主婦の友社)、『読む筋トレ』(扶桑社)など
HP:http://bodyquest.jp/
<クレジット>
取材・構成/小山田裕哉