Red ribbon in the shape of heart
こんにちは総務部の久家です。

先日、当社でBCP訓練を実施しました。
BCPとは Business Continuity Plan の略で事業継続計画のことです。
聞きなれない言葉かと思います。

簡単にご説明しますと、有事(大規模な自然災害等)の際に、最も優先すべき業務は何か?その最も優先すべき業務を誰が・ドコで・どのような体制のもとスピーディーに実施するかということです。もちろん、一緒に働く仲間の安全を確保することも含まれます。

当社の最も優先すべき業務は「保険金や給付金を確実かつ迅速にお支払いすること」です。より多くのお客さまが当社の保険へご加入いただけるよう、日々努力することが重要な業務であることは明白です。しかし、生命保険証券という一枚の紙にお客さまの大切な命を預けていただく商いを営む以上、「保険金や給付金を確実かつ迅速にお支払いすること」が揺るぎえない一丁目一番地の業務であると位置づけています。

訓練では、首都直下型地震が発生した想定のもと、全社員が参加して事業継続計画に沿った訓練を実施しました。また、今回は新たに設置したサテライトオフィスで、緊急時対応チームによる事業継続テストも実施し、最も優先すべき業務がスピーディーに継続できることを確認しました。

東日本大震災の際、震災発生1週間後に現地に入り、当時の会社の営業職員が保険金・給付金のお支払いのために奔走する姿を目の当たりにしました。自分自身の家族の安否もままならないのに。その時、現地で私は当社の社員とすれ違っていたことを入社後知りました。当社の社員はリソースが限られているなか、誰よりも早くお客さまの安否を確認すべく、避難所を探し回っていたのです。

この想いを大切にし続けなければならない。
CEOの出口も申しているように、有事の際でも事業を継続することは社会的な使命であるからです。そのためにも、事業継続計画をこまめに見直し、それに沿った訓練を定期的に行うことで実効性を確認し、より確実な体制を構築することが重要であると考えています。

事業継続という側面から当社商品の品質向上をするべく、これからも、当社らしい方法でお客さまに更なる安心をお届けしていきます。

※2014年11月27日更新「ライフネット生命保険 社員ブログ」より