15013002_1
こんにちは。
マーケティング部のIです。少々恥ずかしいお話ですので、今回は匿名でお願いします。

昨年2月の寒い日、業務中、私はお尻から、突然の激痛を感じていました。
なんだか、痛むなぁ~と思いながら、なんとか業務を終え家路につきました。
スマートフォンで私の尻の痛みに関するあれこれを検索しながら帰宅した結果、もしかしてだけど、もしかしてだけど、この痛みは疒に寺と書く、日本人の3人のうち1人、あるいは2人に1人が患っているという「アレ」ではないか!? という不安が迫ってきました。
帰宅途中に調べた対処法を色々と試し、早く寝ようと布団に入ったものの、痛みは激しくなるばかりで、もはや寝むれないほどの痛みになりました。

翌朝、痛みを我慢できずに専門病院の診察を受けると、まさしくその通りの病名の診断を受け、激痛の中、処置を受けました。処置が終わって、一安心と思った束の間、先生より、後日、入院して手術を受けないと根治(こんち)しないとの説明を受けました。

人生最大の痛みを耐えた後、やってきたのは人生初の入院・手術の宣告でした。入院は少なくとも1週間は必要とのことであるため、私はGWを使って入院をすることにしたのですが、このお尻の治療を通して、私が感じた医療保険の大切さをお伝えしたいと思います。

国民皆保険に加入している日本では、職業によって種別はことなりますが、原則、だれしもが公的医療保険制度に加入しており、民間の保険会社が提供するどの医療保険よりも充実した「公的な保障」に加入しています。

つまり、民間の保険会社が提供する医療保険に加入しなくても、病気やケガで入院・手術する場合など、医療費の自己負担は縮小され一定額に抑えられる仕組みになっています。そのため、ある程度の貯蓄があれば、民間の医療保険に入らなくても大丈夫といった考えもあり、それが合理的な考えであるとお話される方もいらっしゃいます。私自身、民間の医療保険に加入していたものの、公的医療保険が充実している日本であれば、現在、加入している医療保険を解約しても良いかもしれないなと考えていました。
しかしながら、初めての入院・手術を体験した私の感想は『民間の医療保険はやはり必要だ!』ということでした。

<理由その① : 個室料(差額ベッド代)>

今回の入院・手術でかかった医療費の自己負担はおおよそ30万円程度でした。お尻というデリケートな部分の治療であったため、個室での入院を希望した結果、自己負担の約半分が個室料となりました。
個室料は少し値段の張る料金でしたが、ある程度、好きな時間に入浴することができ、家族との面会やTV視聴などで周りの方に気を使う心配もない個室での入院で治療に専念することができました。
公的な医療保険では個室料はカバーされないため、民間の医療保険に加入していない場合には、全額が自己負担とります。私の場合、個室料の全額を加入している民間の医療保険で賄うことができました。

<理由その② : 精神的な安心感>

ある程度の貯蓄があれば、医療費の負担を賄えることは事実ですが、実際、病気をして心細くなっている時に、自分の財布からそれなりの金額が無くなることは、さらに自分の気持ちを暗くさせることになると感じました。
体が痛い、つらい中、それなりの金額を支出することをイメージするだけで、さみしい気持ちになります。
しかし、民間の医療保険に加入していれば、一時的に自分で医療費を支出しても後から保険会社から給付されるため、私の場合、その安心感から治療に前向きになれました。

合理的に考えれば、公的な医療保険が充実している日本では、ある程度の貯蓄があれば、民間の医療保険に必ずしも加入する必要はありませんし、加入している場合でも病気・ケガで入院・手術をすることが無い場合はそれまでの保険料が無駄に感じることがあるかも知れません。

しかしながら、万一の際に保険会社から給付される保障は、経済的・精神的に安心感を生み、治療に専念できる環境を与えてくれるものであり、自分の気持ちを前向きにしてくれるものであることを身をもって体験しました。

医療保険に加入していて良かったなと。実感しています。

<マメ知識>

公的な保障、高額療養費制度について

高額療養費制度とは、病院や薬局で1ヶ月に支払った医療費が一定額を超えた場合にその超えた金額が支給される公的な保障です。1ヶ月に支払った医療費とは毎月「1日~月末日」の間に支払った費用となります。
そのため、私のようにGW期間中(例:4/26~5/3)に月をまたいで入院する場合などは、1ヶ月に支払う医療費の合計額が2ヶ月に分かれ少なくなるため、同じ1週間という入院期間であっても同月内に1週間入院している場合と比べ、自己負担額が多くなります。緊急でなく、短期間の入院があらかじめ想定される場合、なるべく同月内で入院されることをお勧めします。(高額療養費制度の詳細はコチラ)