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保険の加入を検討したり、見直したりするきっかけは、人生のさまざまな節目でやってきます。そのなかでも、やはり一番大きいのはお子さまの存在。まだお子さまが小さいうちは、これから大人になるまでの教育費や生活費にかかるお金が大きいため、もしものときの不安も大きくなります。だからといって、ムダに大きな保険をかけて家計に負担をかけてしまっては本末転倒。では、果たしてどのくらいの保険をかけるのが良いでしょうか。その事例をご紹介します。

■Q:子ども1歳。夫婦とも共済にしか入っていません。月1万円以内で入れる保険は?

私と妻はともに36歳、子どもは1歳です。2人ともに共済しか入っておらず、子どもの将来に備えて何か保険に入っておいた方が良いのではないかと夫婦で話しています。

ちょっと調べてみたのですが、ひと口に保険といってもいろいろな種類がありすぎて、私も妻も、どれが最適なのかわかりませんでした。
(義理の母の勧めもあり、学資保険には急いで加入しました)

もう少し子どもが大きくなったら、妻も働きに出ると言っています。
生命保険は夫婦あわせて月1万円以内におさめたいと思っていますが、必要であればもう少し払うことも出来ます。アドバイスをお願いします。

■A:シンプルな定期死亡保険がリーズナブルです

このたびは、ご夫婦の死亡保険を検討でいらっしゃいますね。
お子さまが小さいうちは、“もしも”のことが起きたときのダメージが大きいため、保険がもっとも力を発揮する時期です。奥さまとお子さまのために、しっかりご検討いただけたらと思います。

さて、ご質問にもありますように「定期」「終身」「収入保障」……生命保険はいろいろな種類があって、何を選んでよいか迷ってしまいますよね?

まず「終身死亡保険」は、その名のとおり、保障が一生涯続く保険です。一般的に一定の期間を超えると、解約時の返戻金が、掛けてきた金額よりも大きくなることが多いため、貯蓄機能もございますが、その分月々の保険料も高くなります。
ご予算はご夫婦合わせて1万円ほどとのことですので、お望みの保障金額にもよりますが、終身死亡保険の場合は予算オーバーになってしまうかもしれません。

また「収入保障保険」は、万が一亡くなったときに、遺された方が、まとまった保険金を一度に受け取るのではなく、毎月一定の金額を受け取る形の保険です。大きな死亡保障を安い保険料で調達できる一方で、長生きするほど受け取る保険金の総額は減っていきます。また、お子さまが私立に進学したり、留学したり、大学院に進んだり…と、将来まとまったお金が必要になった時に、充分な金額が受け取れているか不安に思われる方がいらっしゃるかもしれません。

それらの点から、当社では、ご自分のライフイベントに合わせて保険金額を見直しやすい「定期死亡保険」をオススメしています。

掛け捨ての定期死亡保険であれば、貯蓄性の保険に比べて割安な保険料で必要な保障をご準備いただけます。お子さまの成長に合わせて、最初は将来の教育費や生活費のために保障を厚めにし、お子さまが大きくなられたら保障額を減らすなど、保険内容をご自身で調整できる方が、いざという時の必要な保障を無駄なく確保できるかと思います。

当社の保険はとてもシンプルで、子育て世代のお父さま、お母さまの保険料が抑えられています。お子さまが独り立ちされるぐらいまでを親の役目と考えて、必要な死亡保険金を、よりお手頃な保険料でご準備ください。

■死亡保険金はいくらにすればいい?

死亡保険金の目安ですが、お子さまが幼稚園から大学まで公立で進学した場合、教育費として約1,000万円かかるといわれています。これに、奥さまが生活を立て直すまでの資金として年収の3年分、もし500万円のご年収でしたら1,500万円をプラスして、死亡保障2,500万を、現在1歳のお子様が成人されるまでを保険期間と考え20年更新でご準備されることをお勧めいたします (もちろん、その中からご加入中の学資保険分を差し引いていただいても大丈夫です) 。

そしてお子さまが小学校、中学校と卒業するごとに必要保障額は変わってまいりますので、状況を見ながらご自身のペースで減額していってはいかがでしょうか? また、奥さまが働きに出たときは見直しのチャンスです。奥さまが働くことで必要保障額が減り、保険料が抑えられるかもしれません。その時はぜひまたご相談くださいね。

ちなみに当社の場合、契約期間中でも100万円単位で減額可能です。マイページで簡単に操作いただけます。

奥さまは現時点でお仕事をされていないとのことですが、奥さまにもし万が一のことがあった場合、ご主人さまが時短勤務になって収入が減少したり、家事代行や託児所を利用したりして、支出が増加する方が多いようです。
ですので、ご主人さまの負担増加と最後の整理資金として1,000万円ほどを、ご主人さまと同じく20年更新でご準備いただくとよろしいかと思います。

以上を踏まえ、おすすめプランを作成いたしました。

合計保険料としては、ご主人さまが2,500万円20年更新で6,070円、奥さまが1,000万円20年更新で1,628円。お二人合わせて7,698円となりますが、いかがでしょうか?
ぜひご夫婦そろって、ご検討ください。

※ご主人さま、奥さまともに36歳で計算しています。この保険には、満期保険金や配当、また、解約返戻金はありません。
※2015年10月時点の保険料率にて算出

最後とはなりますが、義理のお母さまの勧めで、まず学資保険に入られたとのこと。
当社では学資保険の取り扱いがございませんが、一般的に学資保険は「一日でも早く」加入したほうがいいといわれています。義理のお母様の“ナイスご進言”に感謝ですね!

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文/ライフネットジャーナルオンライン編集部