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ビジネスパーソンにとって、かなりの頻度で人目に触れるからだのパーツ、それは「手」ではないでしょうか。
名刺交換に、プレゼンでのジェスチャー、お客さまを案内する際の手振りや商談後の握手、接待でのお酌など、ビジネスシーンでは思わず視線が手にいくことが多いですよね。そんなとき、手がカサカサだったりツメが伸びていたり、汚い手では格好がつきません。
信用・信頼を得るために清潔感を維持することは、ビジネスを成功させる上で重要な要素だといえるでしょう。

そこで、今回はビジネスパーソンとしての印象をぐっと高めるハンドケアについて、紹介したいと思います。

■ハンドケア、基本の3ステップ

1. 手を洗う際は“ぬるま湯&肌に優しい石鹸”で
ハンドケアの基本は清潔であること。汚れたらこまめに洗うことが大切です。
ただ、手を洗うときに汚れを熱心に落そうとするあまり、必要以上に熱いお湯で洗うと、大切な手の表面の皮脂まで洗い流してしまい、手荒れの原因になることがあるため、注意が必要です。

とはいえ、水では汚れが十分に落ちなかったり、手の血行を悪くしたりしてしまう可能性もあります。手を洗う際は、ひと肌程度のぬるま湯で、肌に優しい石鹸やハンドソープで洗うようにしましょう。

2. 洗った後は、すぐにタオルドライ
手を洗ったら、濡れたままにせず、すぐにタオルドライすること。
こすらずにポンポンと軽く叩くように拭くこともポイントになります。そして、何となく湿り気が残っているうちに、保湿をすることも大切です。

3. こまめな保湿で潤いキープ
こうお話しすると、女性の方であれば、「顔のお手入れと同じだな」思われる方もいるでしょう。まさにその通り、ハンドケアも基本的には顔のお手入れと同じなのです。ただ、食事の前、トイレの後など日中手を洗う機会はとても多いので、その分皮脂が落ちやすく、こまめな保湿が必要になります。

フェイスケアと同じように、夏はさっぱりタイプのハンドローション、冬はしっとりタイプのハンドクリームと季節に合わせて、ハンドケア用品を変えてみるのもよいかもしれません。成分をよく浸透させるために、冷たいままでなく、手で少し温めて使用するようにするのがオススメです。

また、朝仕事に行く前と、夜寝る前に忘れずに保湿を行うようにすることも大切です。

■スペシャルケアでワンランク上の手を目指そう

1. ハンドマッサージで血行促進
仕事で手を洗う機会の多い方、お家で水仕事をする方、あるいはもともと乾燥肌の方などは、状態に応じてさらにスペシャルケアが必要になる場合も。そんな時には、手の血行をよくするマッサージがおすすめ。マッサージをする際は、ハンドクリームなどを手に塗って、すべりをよくして行うとよいでしょう。

2. 角質ケア
手をぬるま湯につけて少し角質を柔らかくし、成分が浸み込みやすくしたうえでの化粧水やクリームによるお手入れ、パックなども効果絶大。ハンドケア専用のコスメの他、肌に合うものであれば、顔用の化粧水やクリームでも問題ありません。

■ツメの手入れは特に入念に!

手入れが行き届いた、短くきれいなツメは、清潔感の象徴といえるでしょう。一方、乾燥して縦線が入っていたり、ささくれが目立ったりするとかなりのイメージダウン。ツメが伸びたままでは、握手をした時などに誤って相手の皮膚に傷を負わせてしまうことも考えられるので、意識的にケアをしたいパーツといえます。

<できる人の、ネイルケア3カ条>
1. ツメは短く切りそろえる
2. 切った後は角がないように、やすりできれいに仕上げる
3. 専用のオイルでツメに光沢もプラス

<女性は、マニュアのチョイスにも要注意!>
女性の場合、あまりにも目立つネイルは好き嫌いがはっきりわかれます。透明やピンクなどの控えめで清潔感のあるものにとどめておいたほうが無難なことが多いでしょう。男性の場合も、ツメの光沢のなさが気になる場合などは、透明のネイルで光沢を出す方法もありますね。

<ツメの間の汚れもこまめにケアするべし!>
ツメの内側には汚れが入り込みやすく、かつ洗浄しにくいと部分でもあるので、ツメ専用のブラシを使い、こまめにケアすることもポイントになります。ドラックストアなどに販売されていますので、できれば職場と自宅、持ち歩き用に常備したいですね。気づいたときに、いつでも汚れを落とせる環境を作っておきましょう。

■医師からのアドバイス

かなり注目を浴びるパーツでありながら、意外とケアを怠りがちな手。顏やヘアスタイル、服装などにいくら気を使っていても、手が美しくない……では、がっかりしますよね。

いっぽうで、例えばさりげない服装であっても、いつも手入れの行き届いた清潔で美しい手の方は好感度も高いですよね。

ケア自体も、さほど難しくなく、シンプルなものばかり。それだけでビジネスシーンでの印象をぐっと高めることができるのです。今日から、あなたもハンドケアを習慣にしてみませんか?

<クレジット>
文責/Doctors Me