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ライフネット生命がお送りする、生命保険のQ&A。今回は、定期死亡保険の更新についてのご質問です。今回も当社コンタクトセンターの経験豊かな保険プランナーが回答いたします。

※この記事は、2023年4月に内容を更新して再掲しています。

■Q:定期死亡保険、更新時に見直すべきポイントは?

32歳の男性です。現在、定期死亡保険に加入しています。
独身時代に保険金額500万円で10年更新で契約し、今年中に更新を迎えます。

現在、妻と1歳の子どもがひとりいます。そのまま更新すべきか、新たに入りなおすか悩んでいます。どのように考えたらよろしいでしょうか。教えてください。よろしくお願いいたします。

■A:保障額と保険期間の見直しをお勧めします

死亡保険の更新について、お悩みでいらっしゃいますね。

まず、ご検討いただきたいのは、「保障額」です。
現在の保険にご加入されたときは、独身でいらしたとのことですが、今ではご結婚され、お子さまも産まれていらっしゃるので、万が一の時に必要となる保障額は大きく変化しています。公的保障を考慮しても、現在ご加入の500万円の保障額では、少し不足しているかもしれません。

現在の家族構成に基づいて、万が一の時に必要となる費用について考えてみましょう。

◆保障額について
遺されたご家族が、今と同じように生活していけるよう、「生活資金」のご準備が必要となります。
この金額は、奥さまのご就業状況や、お住まいの状況(賃貸、持ち家)によっても変わります。

奥さまが専業主婦でしたら、万が一のことがあった後にすぐにお仕事を見つけるのが難しい場合を考慮しておく必要があります。
また、奥さまがお仕事をされている場合でも、時間的な制約などから今までと同じように就業して年収を維持することが難しくなったり、託児所の利用等で支出が増える可能性があります。

また、お住まいにかかる費用も必要です。持ち家の場合はローンを組む時に加入する団体信用生命保険でその後の支払いが免除されますが、特に現在のお住まいが賃貸で、万が一の後も賃貸を継続される場合は、少なくともお子さまの独立までの期間は、お住まいの費用をしっかりと上乗せして準備しておきましょう。

そして、お子さまの教育費ですが、幼稚園から大学まですべて公立で進学したとした場合でも、平均でおひとり当たり「約1,058万円*」かかるといわれています。
私立への進学や留学を検討されるとなると、より高額な資金準備が必要となりますね。もし学資保険に加入されている場合は、すべてにかかる教育費から、その学資保険の受取額を差し引いた分が、準備すべき額になります。

*出典:
•幼稚園、小学校、中学校、高校の費用
令和3年度「子供の学習費調査」(文部科学省)
•大学の費用(入学費用および在学費用の合計)
日本政策金融公庫 令和3年度「教育費負担の実態調査結果」

つまり、現在必要な死亡保障額は、住まいと教育、生活の立て直しに必要だとお考えになっている上記の金額から、お子さまが18歳に到達される年度の末日まで受給できる公的な「遺族年金」と、既にご準備されている「学資保険」「預貯金」等を差し引いた金額が、現在必要な死亡保障額となります。
遺族年金はお子さまが高校を卒業されるまでを目安に、「生活資金」の一部として充当できますので、その他に、基本となる保障として、お子さまの教育費と、現在の年収の3倍程度を備えておかれることをお勧めいたします。

◆保険期間について
続いてご検討いただきたいのは、「保険期間」です。
現在ご加入されている保険の保険期間は「10年」ですので、このまま更新されますと今年更新をされた後の、次回の更新時期はお子さまが小学生のときになります。

更新時の保険料は、その時点の年齢、保険料率、保険金額によって再計算されますので、一般的には保険料が上がります。
お子さまがまだ就学年齢であれば保障額を減らす方向での見直しをする可能性は低く、また塾や習い事の支出がかさむ時期の更新は、家計の負担になりやすいため、お子さまが成人される頃まで保険料を安定させることができる「20年」等の保険期間に変更されることをお勧めいたします。

◆最後に
「保障額」「保険期間」という2つの検討ポイントを考慮しますと、お客さまの場合は「新たに入りなおす」方がご家族の状況に合うかと思われます。

ただし、お客さまの健康状態などにより、新たに保険に入り直すことができない場合があります。保険を解約して入り直す際には、新たな保険の契約の成立後に解約の手続きを行ってください。

最後に、今回は死亡保障についてのご相談をいただきましたが、長期に渡り働けなくなった場合に備える「就業不能保険」についても、併せてご検討ください。
長期の療養などでお仕事をお休みされる状況となりましても、お子さまの教育費、お住まいの費用、そして医療費負担は続きます。
いずれも削ることが難しい継続的な支出となりますため、万が一の場合と合わせて保険で備えておかれることをお勧めいたします。
詳細につきましては、こちらのページをご参考ください。

「私の保険はどうしたらよいのかな?」と疑問に思われた方。ぜひ、ライフネット生命の保険相談サービスをご利用してみてはいかがでしょうか。お客さまにご納得いただけるよう、保険プランナーが無料でご相談を承ります。お電話やメール等で受け付けています。
詳しくはこちらをご確認ください。

<クレジット>
文/ライフネットジャーナル オンライン編集部

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