(写真はイメージです)

風情のある茶室で、わびさびを感じながらお茶を楽しむ……茶道にあこがれてはみるものの、作法が難しそうだし着物も着るのも窮屈そう。日本に生まれたのだから、お茶のたしなみがあったら、外国の人にも胸を張って日本の文化を紹介できるのに。そんなことを考えている人も、子どもでも気楽に参加できるお茶会が開かれています。さまざまなかたちで茶道を体験できる「二子玉川水辺茶会」というイベントを主宰している“アバンギャルド茶会”の近藤俊太郎さんにお話を聞きました。

当記事はFMラジオJ-WAVE「JK RADIO TOKYO UNITED」の番組で、世の中をもっと楽しく、グッドにするためのアクションを紹介する『COME TOGETHER』より許可を得て転載しています

■アバンギャルド茶会が主催する「二子玉川水辺茶会」とは?

テーマは「茶ンピング」です。「茶会」+「キャンプ」の造語で、「アウトドアで楽しくお茶をしませんか?」と提案しています。もともと茶道には、外でお茶をする「野点」というスタイルがあります。それをもっと現代的にし、誰でも参加できるようにするためには既存の形だけにとらわれていてはダメだと考え、街おこしの企画として実施することにしました。

茶人の近藤俊太郎さん

■そもそも「二子玉川」と「茶道」につながりがあるのでしょうか?

二子玉川をぐるっと囲うようにある「国分寺崖線(閑静な住宅地で昔の財界人の邸宅が集まっていた)」沿いには、「五島美術館」「二子玉川公園」「松本記念音楽迎賓館(パイオニア創業者の居宅)」などがあり、それぞれが立派な「茶室」を備えているのですが、意外に知られていません。そのような恵まれた環境を生かさないのはもったいないと考えたのです。

■2017年4月に第1回の茶会を開催しましたが、それはどんな催しで、反響はいかがでしたか?

テント茶室の中で「宇宙をテーマにした茶会」や「インスタントコーヒーを茶筅でシャカシャカすると実は美味しい!」という体験イベント、さらに「抹茶はどうやって作られるか知っている?」というプチ講座など、茶会以外にも体験できるイベントを開催しました。地域柄、子供連れの人もたくさん参加し、開催中はどのテントもひっきりなしにお客様が何かを体験していました。

■11月には2回目を開催しましたが、どのようなイベントになりましたか?

二子玉川兵庫島公園を舞台として11月3日の祝日に開催し、「親子限定茶会」や「はじめての茶道教室」など、ふらっと立ち寄った人でも気兼ねなく参加できるイベントが以前より多くなりました。「文化の日」でもあるので、二子玉川周辺でさまざまなイベントがあるのです。さらに、子どもが亭主(お茶を点てる主役)デビューする「キッズ茶会」も催しました。

■イベントには誰でも参加できるんですか?

もちろんです! むしろ、これまで「茶道ってなんだか怖そう」とか「正座とか着物が無理だなあ。。。」と思っていた人にこそ参加してほしいのです! そもそもがアウトドアで「茶ンピング」ですから、どこにも小難しい雰囲気はありません!

アヴァンギャルド茶会が主催する今後のイベントや、そのほかの活動については、ぜひウェブサイトをご覧ください。

<インフォメーション>
アバンギャルド茶会
●www.ava-cha.com/