(写真はイメージです)

何かに挑戦したいと思ったら、夢を持ち、それを楽しみたいもの。さまざまな身体条件をもつ人たちにそんな時間を共有できる機会を提供しようと考えて、NPO法人D-SHiPS32を運営する上原大祐さんにお話を聞きました。

当記事はFMラジオJ-WAVE「JK RADIO TOKYO UNITED」の番組で、世の中をもっと楽しく、グッドにするためのアクションを紹介する『COME TOGETHER』より許可を得て転載しています

■パラアイスホッケー日本代表として活動するかたわら運営しているNPO法人D-SHiPS32とは?

障がい者、なかでも肢体不自由者を対象として、身体障がい者と健常者が時間を共有する(「S」hares)場を創り、両者が幸せ・楽しみ(「H」appiness)を互いの交流(「I」nteraction)によって得られるよう個人・団体(「P」ieces)をつなぐこと、それによって夢(「D」ream)を持って挑戦する精神を育成することを目的とする団体です。「32(ミニ)」は子どもたち。子ども達に夢を運ぶ船、なんです。

■発足のキッカケは?

試合でカナダに行ったとき「カナダでは多くの障がいを持つ子どもたちが普通にスポーツを楽しんでいるのに、日本にはこの環境がない」と感じ、「この環境を変えていきたい! 当たり前のことが当たり前にできる社会にしたい。誰もが夢を持ち挑戦する世の中を作りたい」と思ったことです。

D-SHiPS32(ディーシップスミニ)船長の上原大祐さん

■「3つのミッション」をかかげて活動中ということですね。それを紹介してください。

次の3つで、2番めのミッションに最も力を入れています。

1.夢を持つための自信を親子に届ける。
2.障がい者と健常者が共有できる時間と場所を作る。
3.メダリストや世界に通用する人材を輩出する。

■具体的には、どのような活動をしていますか?

障がい児を持つ家族のコミュニティを設立し支援するファミリーサポートや、誰もが楽しめる村づくりプロジェクトである「ユニバーサルビレッジ きっかける103」という活動があり、健常者がパラスポーツを体験する場を設けたり、やわらかい土の上では動けない車いすでも入れるやさしい畑づくりに取り組んだりしています。

また、地域や学校などでの講演会・ワークショップを開催して講師を派遣したり、企業の研修プログラムを開発し講師を派遣するといった活動もあります。 詳しい活動内容については、ぜひウェブサイトをご覧ください。

<インフォメーション>
●NPO法人D-SHiPS32