「がんなどの病気になったら、保険料を払わなくて済む」という話をきいたことはありますか? それだけ聞くと、なんだか得をしそうな気分になりますが、細かくみると必ずしも“お得”とは言い切れないケースや、条件が細かく規定されていて、それに合致せず、支払いは続くことになった、ということもありますので、一体どのような仕組みなのか、改めて確認してみましょう。

■「保険料払込免除」とは?

「保険料払込免除」とは、約款所定の条件に該当する病気や状態になると、以降、保障内容はそのままに、保険料の支払いが免除されるというものです。

「保険料払込免除」がどのような商品に適用されているか、どのような条件で該当となるかは、各保険会社・各保険商品によってさまざまです。

保険料が免除になる“所定の条件”の一例をあげると、以下のようなものです。

    • 約款所定の身体障害の状態になったら
    • 約款所定の要介護状態になったら
    • がんや脳卒中などの三大疾病で約款所定の状態になったら(上皮内がんは対象になるもの/ならないものあり)
    • 糖尿病でインスリン治療を120日以上継続した場合、高血圧症により所定の条件を満たす状態になった場合

このように、商品によって条件はさまざまですし、「約款所定の」とあるように、各社の各商品に共通した条件ではないため、注意が必要です。

■保険料のバランスで「保険料払込免除」を考える

「保険料払込免除」が特約でつけられる商品の場合、その特約をつけるべきか否かはどのように判断すれば良いでしょうか。

考えるポイントは2つ。

  • 主契約の保険料がいくらか
  • 特約部分の保険料がいくらか

例えば、保険料自体の負担が大きい場合は、病気などでしばらく治療に専念をしなければならず、収入が思ったように得られないといったときに、保険料が免除になるとだいぶ負担が楽になる、ということがあります。

逆に主契約の保険料が安い場合は、保険料払込免除の特約部分にかかる保険料とのバランスを考えると、あまり必要性を感じない、ということもあり得るでしょう。

なお、特約は不要になれば契約後に外せることが多いですが、保険料払込免除の特約は後から外すことができない場合が多いので、注意が必要です。

また、「保険料払込免除」の位置付けも、主契約に付加するオプション的な「特約」のものもあれば、主契約にあらかじめ組み込まれているものもありますから、保険を検討する際は、ぜひこうした点にもご注目ください。

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文/ライフネットジャーナル オンライン 編集部