新年おめでとうございます。社長の森です。

私はこの年末年始、妻と自身の双方の実家へ帰省して過ごしたのですが、毎年それぞれの家で異なるスタイルのお雑煮をいただくことが密かな楽しみです。

ちなみに、私の出身地である愛知県では角餅と餅菜に削り節をかけたシンプルな雑煮が一般的なのですが、妻の出身地である千葉県では様々な具材の上にハバノリと呼ばれる海苔をかけた磯の香り豊かな雑煮が有名です。みなさまは年末年始をどのように過ごされましたか。

ライフネット生命にとって、2018年は大きな節目の年でした。戦後初の独立系生命保険会社として設立した当社も、開業10周年を無事迎えることができました。「正直に わかりやすく、安くて、便利に。」という当社の企業理念に共感して支えていただいた多くのステークホルダーの皆さまに、当社を代表して厚く御礼申し上げます。

これまでの10年間、当社を取り巻く事業環境は、想像を上回る規模と速度で変化してきました。なかでも、インターネットで保険を届ける事業に特化してきた当社だからこそ感じ取ることのできる環境変化があります。それは、これまで十分に浸透して来なかったオンライン生命保険の波が、いよいよ大多数の生活者に達する水準にまで高まってきており、2019年はそれが加速し始める年になるであろう、ということです。

我々生活者のライフスタイルは、インターネットおよびスマートフォンの登場により、大きく変化しました。特に、スマートフォン上で利用可能なインターネットサービスの飛躍的な発展には目を見張るものがありました。これからの生活者が金融サービスに求めるものは、必ずしも従来のようなノベルティ営業や全国的な店舗網ではなくなり、便利な顧客体験そのものになるでしょう。

ここで大切なのは、生活者が求める便利さのモノサシは、他の金融機関との比較ではなく、スマートフォン上で日常的に利用しているSNSやEコマース等における顧客体験との比較であることです。そうなると、これからの金融機関に求められる強みは、パワープレーを可能とする規模の大きさではなく、生活者の期待する便利さに自らを合わせ続けていくための感度と機動力になっていくのではないでしょうか。

ライフネット生命は、生活者の根源的な欲求に真摯に向き合い、顧客体験の革新に向けて積極的に取り組むことにより、オンライン生命保険を多くの生活者に届けることに挑戦します。これからのライフネット生命に、ぜひ、期待をしてください。

おわりに、本年が、皆さま一人ひとりにとって、実り多き素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

2018年 ライフネット生命10周年記念イベント「クリスマスマルシェ」にて

2018年「クリスマスマルシェ」にて、営業本部長の近藤と