(画像はイメージです)

一緒に暮らすわんちゃん、猫ちゃんは大事な家族の一員です。かわいかったり、オモシロかったり、犬や猫などの写真や動画は、ネットでも大人気です。インスタでフォローしているのは猫ちゃんのアカウント! 毎年買うのはわんちゃんのカレンダー! というように、一緒に暮らしていなくても、その愛らしい存在についつい散財してしまう人もいるのではないでしょうか。

ましてや家族の一員なので、ごはんには極力気を遣ってあげたいし、ふかふかのベッドで寝させてあげたいし、お気に入りのおもちゃは壊れるたびに新調してあげたいし、と、愛情の深さと支出額が比例しても不思議ではありません。

ということで、わんちゃんや猫ちゃんにみなさんがどれくらいお金をかけていて、どんなことに使っているのか、ペット保険を提供するアイペット損害保険株式会社が実施したアンケート調査*から、その実態を見てみましょう。

*アイペット「ペットに関する支出調査」……犬・猫飼育者1,085名を対象として2019年1月に実施したアンケート調査

この記事は、アイペット損害保険株式会社より許可を得て、同社のデータを元に構成しています。

■1年間で、ペットにかかったお金はいくら?

「2018年における、あなたのペット関連の合計支出(年間)は、いくらでしたか?」という質問に対し、犬飼育者は「10万円以上~20万円未満」(33.1%)、猫飼育者は「5万円未満」(35.1%)が最も多くなっています。

犬の方が体が大きい種類もありますし、外を散歩したりするので、餌の分量が多かったり、外出にかかる諸々の費用もかかるのかもしれません。

■想像以上にお金がかかったものは?

「あなたがペットを飼育し始めてから、最も当初の想定以上のお金がかかったものは何ですか?」という質問に対して最も多かったのは、犬飼育者・猫飼育者とも「病気やケガの診療費」でした。この回答をしたのは、犬飼育者は41.9%、猫飼育者は35.2%です。

「フード・おやつ」と回答した人は、犬飼育者では9.3%だったのに対し、猫飼育者では20.0%。猫はグルメな子が多いのでしょうか!?

■自分よりもペットにお金がかかっているものは?

「自分よりもペットにお金がかかっているものは何ですか?」という質問に対し、犬飼育者では「病気やケガの診療費」(40.5%)、「ワクチン・健康診断などの予防費」(31.2%)が上位となりました。一方、猫飼育者は、「特になし」(41.4%)が一番多く、次いで多かったのが、「病気・ケガの診療費」(30.7%)でした。

犬・猫飼育者ともに、健康に関する支出は飼い主本人よりも高額になることも多いようです。

■自分の支出を削るとしたら、何から削る?

「あなたの支出を削るとしたら、何から削りますか?」という質問に対し、最も多かったのは、犬・猫飼育者ともに「食費」。次いで、「趣味・娯楽費」「被服費」と続きます。
「ペット関連費」から削ると回答した方は、犬飼育者で0.5%、猫飼育者で0.7%と、わずかでした。

犬飼育者よりも猫飼育者の方が「ここから削る」と答えた割合が高かったのが、食費と被服費。可愛い子のためなら、食べることも着るものも我慢できてしまうんですよね!

健康保険に加入している人間の医療費は、通常で3割負担ですが、ペットの場合は公的健康保険がないため、医療費は全額自己負担。かつ、自由診療のため、費用は高めです。そうした予想外の出費に備えるのに、ペット保険に加入するのも良いですね。

ただし、人間の保険でも高齢の方は加入できないことが多いのと同じで、高齢のペットは保険に加入できないことがありますので、注意しましょう。

<クレジット>
文/ライフネットジャーナル オンライン 編集部
協力/アイペット損害保険株式会社