4月といえば入学式。入学、特に小学校1年生になるというのは、その子にとっても親にとっても、人生における一大イベントです。入学式では、おしゃれなデザインのランドセルがお似合いの子もいれば、お兄ちゃんから譲り受けたであろうランドセルの、「こなれた」感じが格好良い子もいたり。赤と黒しかなかった昭和の時代と比べると、ランドセルひとつとっても多様性がうかがえます。

入学といえば、もう一つの必須アイテムが「学習机」。最近は、その置き場が子ども部屋に限らず、リビングだったり中二階だったりもするようですが、そもそも学習机を不要とするご家庭もあるようです。若年層のコスト意識が堅実的と言われている今、「学習机」を取り巻く実態がどうなっているのか、子どもとお出かけ情報サイト『いこーよ』が実施した「学習机に関するアンケート」の結果から見てみましょう。

「子どもとお出かけ情報サイト『いこーよ』調べ」2019年1月7日~2019年2月4日に実施、有効回答数1,257名

■小学校への入学が学習机を購入するきっかけ

子ども用の学習机が家にあるかどうかという質問に対し(子どもが二人以上いる場合は長子について回答)、6歳では「ある」が37%だったのに対し、小学1年生で迎える年齢である7歳では61%となり、小学校への入学が学習机を購入するきっかけになっていることがわかりました。

その後、子どもの年齢があがるにつれて学習机の所有率は高まりますが、12歳の時点で24%、13歳以降になっても17%は学習机がないと回答しています。2割くらいのご家庭は中学生以降も学習机をもたないようです。


■机の置き場は、やっぱり子ども部屋!

学習机をどこに置いているかについては、(以降の質問は長子が12歳以下の保護者に回答を絞って集計)、圧倒的に「子ども部屋」が多いことがわかりました。注目の「リビング・ダイニング」は17%程度となりました。

ただし、「子ども部屋に机はあるけど、ダイニングテーブルで勉強したがるのよ」というお子さんの例を聞いたことがあります。そのため、机の置き場所が勉強をしている場所とは限らないこともあるのではないでしょうか。


■購入タイミングは小学校入学前が圧倒的

学習机を購入した学年は、「年長」が約56%と最も多く、未就学時期に購入している人の合計が4分の3となりました。ランドセルと学習机はセットと考える方が多いのかもしれませんね。

また、学習机を購入した月は12月以降に増え、3月が22%とピークになります。小学校の入学が近くなってから用意し始める家庭が多いようですね。

3月は入学式目前ということもあり、学習机がどんどん割引されていく時期でもある、ということが関係しているのかもしれません。ただし、「どうしてもこのデザインがいい!」というこだわりがある場合は、早めに購入しないと売り切れてしまうこともあるようです。いつ購入するかは、何にこだわりたいかによって判断したほうがよさそうです。


■学習机の予算は4万円台以下が6割

購入予定金額を聴いてみると、4万円台以下が約6割でボリュームゾーン、5万円台が3割で、合計すると5万円台以下が9割となりました。

次の設問に続きますが、あくまでもコストパフォーマンスを重視する傾向があるようです。


■予算内で子どもが気に入ってくれればOK!

学習机を購入するときに求めることは、1位が「価格・予算に見合うこと」で、2位は「子どもが気に入ること」という結果でした。やはり、一番使うことになるお子さんが気に入ってくれるかどうかは重要なポイントですね。そして、予算内であること!

その次にポイントとなるのは、男の子のお子さんの場合は頑丈であること、女の子のお子さんの場合はデザイン性ということでしょうか。

長く付き合うことになる学習机。親にとっても子どもにとっても、ピッタリの机と出会えるといいですね!

<クレジット>
文/ライフネットジャーナル オンライン 編集部
出典/子どもとお出かけ情報サイト『いこーよ』