お葬式の夢は、あまり気分の良いものではありませんが、夢診断では幸運を暗示する「吉夢」とされます。しかし、一口にお葬式の夢といっても、自分の葬式なのか友達の葬式なのか、あるいは全く他人の葬式なのかなど、状況によって診断の内容が変わります。この記事では、お葬式に関する夢について、様々な状況に合わせた夢診断をご紹介します。

当記事は「小さなお葬式」より許可を得て転載しています

■夢占いでは縁起が良いとされる「お葬式の夢」

占いにおいて、「死」というものは終わりを示すと同時に、新たな始まりを意味する事が多く、夢診断において死は「吉夢」とされることがほとんどです。例えば、ただ漠然とお葬式の夢を見た場合、夢診断では「自分あるいは周囲の人に思いがけない幸運が舞い降りる前兆」だとされています。

また、過去のトラブルや悩みなどから解放されることも意味していて、新たなスタートを切ることができるとも言われています。

このようにお葬式の夢は縁起の良いことがほとんどですが、「誰のお葬式の夢をみたか」によって若干夢診断の内容が変わってきます。中にはよくない事が起きる前兆を暗示する、「凶夢」にあたるものもあります。

■「誰のお葬式か」で変わる夢の意味

●自分のお葬式の夢
自分の葬式の夢を見た場合は、これまでとは違う道を歩く、いわば方向転換の前触れです。昇進、独立、転職などが考えられますが、いずれも良いイメージのものです。恋愛面においても、結婚など人生の転機となることが訪れます。

その分エネルギーを使うことになるため、体調管理など自身のケアはしっかりとしておきましょう。また、自分の葬式を自分で出している場合には、出費が重なることも意味しているため注意しておきましょう。

●親や肉親のお葬式の夢
親や肉親の葬式の夢を見た場合、独り立ちできることを意味しています。これまで独立を悩んでいた人も、準備が整ったという合図であるため、これを機に独立するとうまくいくでしょう。周囲からも支えられ、応援してもらえるいいタイミングだといえます。

●恋人やパートナーのお葬式の夢
恋人やパートナーの葬式の夢を見た場合、恋愛面におけるステップアップを意味しています。今付き合っている恋人と結婚できたり、パートナーと更に深い関係になれたりといったことが考えられます。

もうひとつ、今の恋人やパートナーとの別れも示唆していますが、その場合は別れの後に新しい出会いがあります。より良い恋愛ができるということから、たとえ別れる前兆であっても吉夢だとされています。

●知人や友人のお葬式の夢
知人や友人の葬式の夢を見た場合、親や恋人などの夢とは違って悪い夢です。登場した知人や友人を葬りたい、縁を切りたいと思っていることを示唆しています。

また、その人に対して妬みや誤解などが生じる前触れでもあるため、あまりネガティブな感情を持たないようにしましょう。

●他人のお葬式の夢
顔も名前も知らない他人の葬式の夢を見た場合、思いがけない幸運が訪れる前兆だとされています。そのなかでも、特に金運に恵まれます。

また、全く知らない他人は自分にとって価値のないものであることから、無駄なものごとや悩みなどが解決に向かうことも意味しています。

●すでに亡くなっている人のお葬式の夢
すでに亡くなっている人の葬式の夢を見た場合、その人が亡くなったことに対する悲しみが癒え、前向きになれることを意味しています。

すでに吹っ切れたと思っていても、この夢を見るということは今までひきずっていたということにもなるため、改めて考えるチャンスであるといえます。

●芸能人・有名人のお葬式の夢
芸能人や有名人の葬式の夢を見た場合、自分のなかにある虚栄心や傲慢さがなくなっていく前兆だとされています。努力することの大切さを知り、これまでの怠慢を悔いるようになります。

また、死に関する夢は逆夢ともされているため、夢を見られた有名人は長生きするといわれています。

●リアルなお葬式の夢
一般的に夢は漠然としたものが多く、葬式の夢に関しても一部が鮮明であってもそれ以外の部分はぼんやりしていることが多いものです。しかし、細部まで詳細に描かれている葬式の夢を見た場合には、正夢や予知夢である可能性があります。

もし身近な人のリアルな葬式の夢を見た場合には、その人の動向に注意しておきましょう。

■夢に不安を抱いたら

夢の内容を不安に思ってしまうこともあるでしょう。そんな場合には、夢診断を依頼してみるという方法もあります。

●お葬式の夢を見たら前向きに受け止めてみては？

お葬式の夢は、新たな始まりを意味する縁起の良いものですので、不安に思わなくても大丈夫です。また、夢は当然ながら現実ではなく、夢診断の結果も必ずその通りになるとは言い切れません。

しかし、全くの無関係だと切り捨てることはできず、何かしらの指針になることはあります。あまり気にしすぎるのはいけませんが、自分の中にある気持ちや考えを知るきっかけとして、前向きに受け止めるのもいいのではないでしょうか。

＜クレジット＞
提供／日本で一番選ばれている葬儀ブランド「小さなお葬式」