みなさんは、献血をしたことはありますか? 学校や職場に献血バスが来て、仲間と一緒に献血をしたことがある人や、駅前などの献血ステーションで献血をしたことがある人など、意外と多いかもしれません。AB型の友人が「日本にAB型は少ないから、がんばって献血するんだ!」と、ショッピングをしているときでも献血バスを見つけると、使命感に燃えてよく献血をしていたりしましたが、日本赤十字社によると実はここ10年で、10代〜30代の若い世代の献血者数が大きく減少しているそうです*。

*日本赤十字社ホームページ「献血の課題」より

献血は、医療の現場で日々必要とされている血液を、日本赤十字社が健康な人から少しずつ集める仕組みです。医療技術がこれだけ発達していても、血液は人工的に製造することができないため、病気や怪我の治療で必要な血液は輸血が頼りです。現在、1日あたり約3,000人が輸血を必要としているのだそうです*。

*【日本赤十字社】ありがとうの手紙 From 献血で救われたいのちより

献血をするときは、最初に少量の血液を採取して貧血かどうかを調べたり、希望をすれば病気が潜んでいないかをチェックしたりする機会にもなります。また、献血の後でジュースがもらえる、献血をしている間は束の間の休息になる、など、ちょっとしたうれしいこともあるので、定期的な「趣味」にしてもよいかもしれません。

献血の仕方は簡単です。

  1. 献血ルームや献血バスに行って、受付をする(予約不要)
  2. 健康状態についての質問に回答する
  3. 問診・血圧測定
  4. ヘモグロビン濃度測定/血液型事前検査(少量の採決で血液の状態を調べる)
  5. 3、4をクリアしたら、採血(採血ベッドで横になり、10〜15分程度[成分献血の場合は40~90分程度])
  6. 献血後、ドリンクを飲んで休憩。献血カードをもらう。

これだけです。注射針の一瞬の痛みはありますが、針は一人ひとり新しいものが使用されますし、医師や看護師の方が近くにいるので安心です。

献血は健康な16歳〜69歳(成分献血では18歳~)* の人なら誰でもできる社会貢献ではありますが、意外な形で「献血NG」 になることもあります。

*日本赤十字社ホームページより

献血ができない例

[基本的な献血に関する注意事項や、献血できない場合などについては、日本赤十字社のサイトをご覧ください]

【常時献血ができない例】

  • 体重が女性40kg未満、男性45kg未満の場合
  • 輸血歴・臓器移植歴がある場合(現在の検査法では検出できない未知のウイルス感染の可能性が考えられるため)
  • ピアスを口唇、口腔、鼻腔などにしている場合
  • プラセンタ注射(婦人科系治療に使用するヒト由来のプラセンタ製剤)後(安全性が確定されるまで)

【期間限定で献血ができない例】

  • ピアスをあけて6か月以内の場合
  • 動物または人に咬まれた方(ペット等の動物に咬まれた場合は傷が治癒してから3か月間、人に咬まれた場合は傷が治癒してから6か月間経過しないとできません)
  • 抜歯など、出血を伴う歯科治療後3日間はできません
  • インフルエンザ、日本脳炎、コレラ、A型肝炎などの予防接種後24時間
  • B型肝炎ワクチン接種後2週間
  • 妊娠中、出産・流産後6カ月、母乳授乳中で出産後1年以内
  • 海外から帰国後4週間以内(ただしマラリア流行地は帰国後1年〜3年以内)

*日本赤十字社ホームページより

もし上記のような例に該当せず、また、健康であればほとんどの方は、献血が可能です。献血にかかる所要時間は、受付から終了まで約40分。ちょっとした隙間時間などにできる社会貢献。ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

<インフォメーション>
日本赤十字社 献血

<クレジット>
文/ライフネットジャーナル オンライン 編集部