(画像はイメージです)

引っ越しや席替えが好きです。この10年で5回引っ越しました。環境が変わることが好きなのです。刺激を求めているのだと思います。

一方で、食べ物や行きつけの店、着る服はバリエーションが少なく、人付き合いについても同じです。そこには刺激や変化は求めておらず、むしろ、数は少なくてもいつも同じで安心できることが重要です。マンネリ万歳。

このように一見、相反する性質は、どのような性格タイプに分類されるのか気になり、検索してみました。

ふんふん、性格診断テストがあるのか。質問に回答すれば、自分のタイプがわかるのね。

私は●●タイプで、刺激を求める一方、刺激に敏感で、繊細さも持ち合わせている。

外では社交的にしているけれど、実はストレスが溜まっていて、家に帰るとどっと疲れる。

……ん?ちょっと違う気がする。もう一度テストしてみようかな。

ここまできて、ふと思いました。なぜ自分の性格を類型化して、単純化する必要があるのか。

単純化すると物事は理解しやすくなる側面はあります。でも本当の私はもっと複雑でややこしいはず。テスト結果に違和感があって当然。

「B型はおおざっぱ」「女性は細やか」「ゆとり世代は競争が苦手」など、物事を単純化して語ってしまうことがあります。恐ろしいのは、単純化してわかった気になって、その実わかっていないことです。

かくいう私も、「■■って▲▲だよね」とわかったような言い方をしてしまう傾向があるので、反省しました。性格診断テストに気づかされるとは……。

複雑で面倒くさく理解しがたいけれど、それも私。それもあなた。そのままを受け入れて、ひとりひとりと向き合えるような人間になりたいです。

やたらと席替えしたがる私を、呆れつつも受け止めてくれる同僚たちに感謝して、このブログを締めたいと思います。

営業企画部
三宅