さまざまながんの中で女性に最も罹患数が多いのが「乳がん」(*1)です。一方で、乳がんの5年相対生存率は90%(*2)を超えています。特に、がんのステージ(進行度)を表す数字が小さいほど、その生存率は100%に近く、早期発見・早期治療の重要性が再確認されました。

乳がんの早期発見を推進しようと、1980年代にアメリカで乳がんの検診を推進する「ピンクリボン運動」が始まり、日本でも20年ほど前からピンクリボン運動が広がってきました。現在さまざまな企業や団体が、乳がんについての正しい知識を広めるための活動に取り組んでおり、10月はピンクリボン月間として、全国でイベントが開かれたり、ピンクリボンのチャリティ商品が販売されたりと、多彩な活動が展開されています。

「ライフネットジャーナル オンライン」では、乳がんをはじめ、がんに関連するさまざまな記事を掲載してきました。ピンクリボン月間に、改めて読み返したい「乳がん」やがんに関連した記事をご紹介します。

*1 最新がん統計 2017年罹患数(全国合計値)

*2 「独立行政法人国立がん研究センターがん研究開発費「地域がん登録精度向上と活用に関する研究」平成22年度報告書」全国がん罹患モニタリング集計 2009-2011年生存率報告(国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター, 2020)

※この記事は、内容を更新して再掲しています。

●「患者さんのための乳癌診療ガイドライン」は頼りになると実感した理由
ライフネット生命の社員の家族が乳がんになったときに、ガイドラインが実際に頼りになった、という体験談。いざというときに、玉石混交の情報に惑わされず、信頼できる情報源にアクセスできると安心です。

●こんなケースは障害年金が受け取れるかもしれません(1)~がん編~
がんにかかって体が弱ってしまったときにも、「障害年金」が受け取れる可能性があります。支えとなりうる制度を知っておくことも、大切な人の助けになるかもしれません。

●がんの治療中、心を支えてくれたのは「闘病ブログ」だった
乳がんに罹患し、乗り越えてこられた方のインタビュー。告知を受けて絶望してから、少しずつ心の支えを得て、仕事に復帰していくときのことを、詳しくお話ししてくださいました。

●今日よりも明日が快適であるように──美容のプロが伝えたい、がん治療中の外見ケア
自らもがんを経験したメイクアップアーティストのさとう桜子さん。がんにかかると、肌や体のケアが必要になることも。さとうさんのご著書の中から、暮らしの中でできる工夫をご紹介しています。

●がんと向き合うお金、どんな心構えが必要?
乳がんに罹患し、がんをはじめとした病気に対する経済的な備えの重要性を訴えているファイナンシャルプランナーの黒田尚子さん。がんは治療前からお金がかかることも。黒田さんならではのリアルなお金のアドバイスをお届けします。

●家族や友人ががんになったら……患者の気持ちに寄り添う“6か条” 【FP黒田の人生相談】
大切な人ががんになったときに「すべきこと」「すべきではないこと」について知りたい! という相談者さんに、ご自身のがんの経験を踏まえて、黒田尚子さんがお答えしています。

<クレジット>
文/ライフネットジャーナル オンライン 編集部