(画像はイメージです)

3年前、パリに旅行へ行った際にある出来事に遭遇した重原。その時の出来事と今の仕事のつながりを感じ、当時を振り返っています。


こんにちは。営業企画部の重原です。本日は、「備えあれば憂いなし」を痛感したエピソードをお送りしたいと思います。

あれは大学3年生の頃、友人と一緒に旅行で訪れたフランス、パリでの出来事でした。
私と友人は、フランス語はもちろんのこと、英語も喋れませんでした。しかし、とても便利な翻訳アプリを見つけたので、「これさえあれば大丈夫だ!」と安心して旅行を楽しんでいました。

パリ旅行2日目の夜、宿泊先のホテルに戻り、近くにあるスーパーで買い物をすることに。「ホテルの近くだし、財布とスマホだけ持っていけばいいや」と思い、それ以外の荷物は、部屋に置いていくことにしました。

スーパーに入ると、友人は「スーパーの構造や設備に興味があるから見てくる」と言って、別行動をすることになりました。一人で買い物をしていた私は、日本では見られない商品が所狭しと陳列されているのを見て、テンションMAX! 特に興奮したのが、日本でも有名なヨーグルトやミネラルウォーターの、日本では手に入らないフレーバーがたくさん並んでいたことでした。

私が買い物かごにヨーグルトやミネラルウォーターを入れ、友人と合流しようと歩き始め、ふと店内を見ると……

なんと、友人が屈強な警備員4人に囲まれているではありませんか!

急いで友人のもとへ駆けつけて事情を聞くと、どうやらスーパー内を熱心に見ていたことを不審に思われたようで、近づいてきた警備員にフランス語か英語で何かを言われていたようでした。

「これはやばい。急いで警備員にきちんと話を聞いて、悪いことはしていないはずだと説明するしかない。そうだ、こんな時のために便利な翻訳アプリをインストールしておいたんだった。良かった。よし、アプリを立ち上げて……」

そこで私は気がついてしまいました。そうです。モバイルWi-Fiをホテルに置いてきてしまったため、翻訳アプリが使えなかったのです!

「近くのスーパーだし、荷物は最低限で大丈夫!」という油断が仇となりました。警備員の顔がどんどん険しくなっていき、絶体絶命と思ったその時。お店の奥から店員さんが一人、駆けつけてくれました。そして驚いたことに、その人はなんと日本語がペラペラ! すぐに事情を説明すると、その店員さんが警備員に通訳をしてくれて、なんとか事態を丸く収めることができました。

その後、ピンチから救ってくれた店員さんにお礼を言い、「どうしてそんなに流ちょうな日本語を話せるのですか?」と聞いたところ、どうやら北海道と武士が大好きで、独学で日本語を学び、少しだけ日本で暮らしていた時期もあったとのことでした。

その後、ホテルに戻りホッと一息。どっとした疲れとともに、「備えあれば憂いなしとは、まさにこのことだな」と感じた夜でした。

あれから約3年の月日が経ち、現在、私はライフネット生命で働いています。
生命保険は「備えあれば憂いなし」の代表とも言える商品です。
「もしもの時に困らないように、今日も1人でも多くのお客さまに必要な保障を届けたい」
ブログを書きながら、自然と背筋が伸びました。

営業企画部
重原