(画像はイメージです)

「重い課題」へ挑戦し、ライフネット生命へ入社した山本。コロナ禍と共に歩む1年でしたが、周りの人の支え、そして自分が大切にしてきた思い出を糧にして、前向きに過ごすことができたそうです。


社会人になり1年が経過しました。
それはつまり僕が、お好み焼きソースの香り漂う広島県から上京して1年が経過したことを意味し、「with コロナ」の世の中になって1年ちょっとが経過したことにもなります。

振り返ると、社会人1年目はなかなかハードな1年だったように思います。
2020年4月1日、入社式を終えると、すぐに在宅での新入社員研修が始まりました。もちろんオフィスに出社して業務をした経験はなかったため、出社勤務と在宅勤務の違いを感じることもありませんでした。そして月日は流れ、マスクの着用など対策をしたうえであれば、必要に応じて出社ができる日も少しずつ増えてきました。
そして、その時初めて「あ、出社して働くのってこういう感じなんだ!」と知りました。

誰かがキーボードを叩く音、社長の森さんがゆったりと歩いていく音(僕の席は森さんの部屋の近くです)、社員同士のちょっとした雑談。そういったオフィス内に起こる些細な出来事が、僕にはとても新鮮だったのです。
一人暮らしの在宅勤務は、PCと睨めっこしては黙々と手を動かす日々です。出社をすることで(出社率が削減されているので、そもそもオフィスに人はあまりいないのですが)他の人がどんな風に働き、自分とは違う部門ではどんなことが行われているのかを肌で感じることができ、とてもワクワクしながら業務に取り組めました。
しかし、2021年1月、東京都に再度緊急事態宣言が発出されたため、在宅勤務の日々が再び始まり、今に至っています。

この1年は多くの人の例に漏れず、悩みっぱなしの日々でした。
今、自分が悩んでいるのは「社会人1年目」ならではの悩みなのか。それとも「with コロナ」による悩みなのか。それすらも判断がつきませんでした。
それでも、周りの人から「よく頑張ってるね!」とか「前よりも成長してるじゃん!」と励ましてもらい、「よし、もう一丁頑張ってみよう!」と前向きに業務に取り組むことができました。

社員の皆さんの温かく、優しいサポートに加え、挫けそうな時に自分を支えてくれたのは、今まで生きてきた中で蓄えてきた沢山の思い出たちでした。
酸いも甘い(時に辛く、そして苦い)も含めて色んな思い出が、僕にはあります。
高校時代、部活動で怪我や挫折を乗り越え、チームメイトと一緒に陸上競技の県大会で優勝したこと。
自由気ままに、見知らぬ外国の街をブラブラし、美味しいご飯を食べ、素敵な人たちに出会えたこと。
恋に破れ、夜な夜な涙で枕を濡らしたこと。などなど。

思い出を思い出すということは、自分の人生を物語として捉えることではないのかと、僕は以前から考えていました。
小さい頃は恥ずかしがり屋で勉強嫌いだった自分が、高校ではお調子者になり、数学に夢中になり、大学では外国をブラブラし、今では生命保険会社の社員として、東京で生きている。
このように自分の一生を思い返してみると、まるで物語の主人公を見ているような気がしてきます。
そしてこれからこの物語がどのように紡がれていくのか、つまり、将来どんな思い出が生まれてくるのか、ワクワクしてくるのです。

そういえば、僕の好きな作家が思い出についてこんなことを言っていました。
「思い出は人生の燃料になる」
本当にそうだよな、と思います。
僕は蒸気機関車の機関助士が石炭をシャベルですくってボイラーに投入するように、よいしょ、よいしょと自分の思い出を心に思い描き、この1年間を突っ走ってきたように思います。(シュッシュッポッポー!)
そして「社会人1年目 with コロナ」という思い出を新たな燃料にして、社会人2年目も突っ走っていこうと思います。(シュッシュッポッポー!)
皆様もこの1年たくさんの思い出を作って、人生の燃料を蓄えてみてはいかがでしょうか。

と、ここまで社会人1年目の個人的なことについて書いてきましたが、次回は社会人1年目の業務の中で1つやり遂げたことがありますので、そちらをご紹介しようと思います!

商品開発部
山本