「おっぱいが張って痛い!乳腺炎かも!?」「乳腺炎になったら、授乳しない方がいい?」産後にそんな不安を持つ女性が多いのではないでしょうか。ここでは、乳腺炎の症状と対処法についてまとめました。

※この記事は小児科オンラインジャーナル(2018年12月26日配信)より許可を得て転載しています。
※本ページの記事は、妊娠・出産・子育てに関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

■乳腺炎の症状は、熱感、痛み、腫れ。
赤ちゃんの飲み方も変わるかも!

乳腺炎は「乳腺に炎症が起きている状態」です。産後3か月以内、特に産後2-3週間で起こることが多いと言われていますが、授乳期間中ならいつでも起こる可能性があります。症状としては乳房の熱感、痛み、腫れ、風邪のような全身の不調(発熱や倦怠感(だるさ))が出てきます。

また、乳腺炎で乳管(乳汁の通り道)が詰まると、赤ちゃんが吸ってもいつも通りおっぱいが出てきません。おっぱいの味が変わることもあります。すると、赤ちゃんが授乳中落ち着かなかったり、すぐに乳頭を離したり、噛んで怒ったりすることがあります。

■乳腺炎になっても授乳を続けた方がいい

一般的に、乳腺炎の一番の対処法は、赤ちゃんに飲んでもらうことです。

乳管が詰まったり、乳房におっぱいが溜まっているせいで乳腺炎になっている場合は、赤ちゃんがしっかり飲みとれるような姿勢や乳首のくわえ方を意識して授乳することがとても大切です。乳腺炎の症状が出ている側の乳房から先に授乳しましょう。根気強く頻回に飲ませることがポイントです。

熱が下がらなかったり、授乳しても治まらない場合は、医療機関に相談しましょう。医師から抗生剤や鎮痛剤が処方されたり、助産師から乳房マッサージを受けることもあります。

■乳腺炎の予防法は「正しい姿勢で、赤ちゃんにおっぱいを飲みとってもらうこと」

乳腺炎は、乳房におっぱいが溜まっておきることがほとんどです。ですから、日頃の授乳で赤ちゃんに乳房内のおっぱいをきちんと飲みとってもらうことが大切です。そのためには、正しい授乳姿勢で、授乳間隔を空けすぎないことが必要です。

いかがでしたか?乳腺炎の見分け方と対処法を知ることで、少しでも産後の不安が減るよう願っています!

文/助産師 中村早希