保湿しているのにすぐにガサガサする、発疹がすぐにでてしまうような時にはまず塗り方、量、種類を見直してみましょう。

※この記事は小児科オンラインジャーナル(2020年6月8日配信)より許可を得て転載しています。
※本ページの記事は、妊娠・出産・子育てに関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

■(1)保湿剤はのせるように塗りましょう

保湿剤の塗り方ですが、まずは塗る前に手を洗いましょう。手に保湿剤をとったら塗る部位に点在するようにトントントンとつけます。そのあと手のひらを使って優しく皮膚のしわにそって塗り広げます。この際、皮膚にすりこむ必要はありません。凸凹した皮膚の上に保湿剤をのせるように塗りましょう。さらに1日2回保湿剤を塗ることで保湿力はぐっとあがります。

■(2)保湿剤はテカテカになるぐらいを塗りましょう

チューブタイプの軟膏やクリームは人差し指の第一関節まで、ローションタイプは1円玉くらい、ビンに入っているものは人差し指の第一関節ですくえる量を出したら、大人の両手のひらの面積分塗れます。塗ったところがテカテカになるくらいがちょうどいい量です。乾燥しやすいお子さんにはこの20-30%多めの量を塗ってもかまいません。

■(3)保湿剤の種類を使い分けましょう

保湿剤の種類には、

(1)軟膏:ほとんど油分
(2)クリーム:油分と水分半々
(3)ローション:油分<水分

があります。
軟膏は油分が多いためべとつくことが難点ですが、その分保護効果は高く、皮膚への刺激感は少ないため、じゅくじゅくした部分にも塗ることができます。水分が入っていてのばしやすく使用感の良いクリームやローションは、1日2回の保湿でも乾燥が目立つ場合は日頃からこまめに使うのも良いでしょう。

保湿は1年を通して行うことが必要です。

湿度の低い秋・冬はクリーム、湿度のあがる春・夏はローションの方が使いやすいので、季節によって使い分けてみるのもおすすめです。

いかがでしたでしょうか。保湿剤は使い方によって効果に差がでます。お子さんにあった使い方で、すべすべなお肌を維持してあげてくださいね。

文/小児科医 竹下淳子