(画像はイメージです)

こんにちは、ライフネットジャーナル編集部の年永です。

気温も徐々に下がり、冬の気配を感じる時期ですね。そろそろあちこち大掃除をしなくては、と部屋の中の気になる箇所に思わず目が行ってしまいます。

さて、私が自宅で使っているデスクは、十数年使い続けている木製のものです。パソコン机としての活躍はもちろん、電球交換時の足場などにしても全く問題ない、頑丈で頼れる相棒でもあります。

お手入れ前の机は、シミなどが目立っていました

しかし、さすがに長年使い続けていると、汚れも気になってきます。水をこぼしたところにシミができていたり、細かい傷がついて色褪せていたりもしていました。自分の扱いの粗さが常に視覚化されているのは、気持ち的にもあまりよろしくないもの。そこで、休日で天気が良い日、思い切って机の手入れをすることとしました。

手入れの方法は木の種類や塗装の状態にもよります。私の使用している机は、無垢材と呼ばれるもので、特にコーティングもされていませんでした。そこで色々と調べて検討した結果、シミや汚れの目立つところを含め、全体的に紙やすりをかけて、オイルやワックスを塗布してコーティングする、お手軽な方法を取りました。

紙やすりをしてから使わなくなった布でワックスを塗り広げました

室内で行うと削った木くずが散らばって後処理が大変そうなので、机の上のものをどかしてからベランダに運び出して作業をしました。目の粗い紙やすりでシミや汚れの目立つところを削り、あらかたきれいになったら目の細かい紙やすりを全体にかけていき、乾拭き。いらない布でワックスを全体に薄く塗って、乾かして、再度乾拭きをしたら完了です。

こうして文字にすると数行の作業ですが、丈夫な木製家具はその分、重量もあります。ベランダに運び出すのも一苦労でしたし、やすりかけも普段しない動作のためか、なかなか腕が疲れました(翌日しっかり筋肉痛になるなど)。しかし、紙やすりのひと削り、ワックスのひと塗りごとに、机への愛着が強まっていき、その愛着が伝わっているかのようにきれいになっていくのが、楽しくもありました。

そしてこちらが、手入れ後の机です。

お手入れ後の机、つやも出て肌触りも良いです

ご覧の通り、全体にシミはすっかりなくなり、深みのある色合いになりました。写真だけでは伝わりませんが、手触りもかなり滑らかになり、手を置くと心地よいしっとり感が伝わってきます。残念ながら大きな凹みや目立つ傷はそのままですが、これは長年付き合った結果の味わいというものかな、と思っています。

何より良かったのが、机のシミや汚れが視界に入るたび感じていた、良い物なのに大切に使えていないという罪悪感がなくなったことでした。気の散る要因が減ったため、作業へも集中できるようになった気がしています。

これから本格的に寒くなり、何をするにも腰が重くなる時期に入っていきます。まだ少し肌寒いくらいの今のうちに、大掃除の前哨戦として、愛用の家具などのお手入れをしてみるのはいかがでしょうか?

マーケティング部
年永