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妊娠すると、嬉しさとともに無事にお産を終えられるかとご心配になると思います。特に初めての妊娠は出産までの流れや、パートナーと話し合う内容がわからない方も多いでしょう。経産婦さんでも、前回の出産で「もっとこうしたかったな」という心残りがある出産だった方もいらっしゃると思います。
そこで、今回は出産への不安軽減に役立つツール(バースプラン)についてと、パパにできることについてご紹介します。

※本ページの記事は、妊娠・出産・子育てに関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

■バースプランってなに?

バースプランとは、入院中や出産後の過ごし方など、どのような出産をしたいかママやパパの希望をまとめた出産計画のことです。
厚生労働省が推進する「健やか親子21」でも、妊娠中の方やその家族の意思決定支援のため、バースプランが推奨されています。メリットは主に3つあります。

・不安の軽減
出産について自分なりのイメージや希望を文字に書き起こすことで不安が軽くなります。

・パートナーや家族との考え方の共有
バースプランについて話し合うことで、出産についてどう考えているか、パートナーや家族と共通認識を持つことができます。

・医療従事者への意思表示
バースプランを決めることで、出産に関する不安点や疑問点が明確になり、相談しやすくなります。

■バースプランはどうやって書くの?

入院中の過ごし方や出産方法について不安なことや疑問点など、まずはなんでも書き出してみましょう。具体的には以下の内容があり、病院によっては専用の記入用紙が用意されています。出産予定の病院・産院に相談してみてください。

・分娩方法の種類
自然分娩、計画分娩や無痛分娩など。

・立ち会ってもらいたい人はいるか
パパや家族の立ち会いを希望するか、反対に1人で出産にのぞみたいかなど。
事情により立ち会って欲しくない人がいる場合は、トラブルを避けるため、そのことも書いておくようにしましょう。

・陣痛が始まってからの過ごし方
1人で過ごしたい、パパや家族などに付き添って欲しい、リラックスできるようクッションなどを持ち込んで使いたい、病院・産院にサポートして欲しいことなど。

・分娩中・分娩後の過ごし方
分娩中の様子をビデオや写真で撮りたい、出産直後に赤ちゃんを抱きたいなど。

・入院中の生活
入院時の部屋(個室、大部屋)の希望、出産後に母子同室を希望するかどうか、夜間は赤ちゃんを新生児室に預けたいなど。

出産予定の医療機関の体制や、ママや赤ちゃんの状況によっては、バースプラン通りにすることが難しい場合もありますので、最終的には医師や助産師などと相談しましょう。

■パパにできることは?

ママから妊娠を告げられたとき、嬉しさと共に少し心配な気持ちにもなると思います。自身の身体に変化が起こらないので、パパになる実感はなかなか湧きづらいかもしれませんが、親になる喜びや不安をママと分かち合っていくことが大切です。

・ママの負担を軽減する
つわりでつらい妊娠2〜5ヶ月、お腹が大きくなって動きづらくなる妊娠9〜10ヶ月、そして出産直後は、パパのサポートが特に大切な時期といえます。買い物、ゴミ出し、お風呂掃除などの力仕事は率先して行いましょう。また、ママは何をして欲しいのか一緒に話し合い、お互い思いやりと感謝の気持ちを持つことも大切です。

・妊娠や分娩、制度について知る
自治体や産院が開催する両親学級・父親学級などに参加して、妊娠・分娩を迎えるママをサポートできるように知識を身につけましょう。
他にも、出生届の提出、保育園への入園手続き、子育て支援センターなどの利用方法、出産育児一時金や児童手当などのお金を受け取るための申請手続きなど、ママと赤ちゃんのために必要な情報を、役所や妊産婦向けの雑誌で集めると便利です。出産前後から退院後の慣れない時期は、少しでもママと赤ちゃんと一緒に過ごせるように、育休についても会社と相談してみてはいかがでしょうか。

<参考文献>
・日本産科婦人科学会「HUMAN+」

<クレジット>
著作/ヘルスケアテクノロジーズ株式会社
文/看護師 木内 眞莉菜(ヘルスケアテクノロジーズ株式会社所属)