15071002_1
これからの時期、夏休みなどで海外旅行に行かれる方もたくさんいらっしゃると思います。楽しい旅の思い出を決めるのは「観光」と「食事」だと思います。不慣れな土地だからこそ、食事はストレス無く楽しみたいですよね。そこで、今回は「レストランでの英語」をテーマにお届けします!

今回のテーマ:
………………………………
レストランでの英語

まずは、注文するときの英語から。

レストランで注文するときの英語は、中学生や高校生のときにたくさん習ったと思います。以下の例文は一度は見たことがあるかもしれませんが、一般的に注文をするときに使う表現の例です。

  • Can I have a Caesar salad?
  • I’ll have a Caesar salad.
  • One Caesar salad, please.
  • Can I get a Caesar salad?
  • I’d like a Caesar salad please.
  • May I have a Caesar salad please.

これらはどれもまったく同じ意味で、「シーザーサラダをください」というものです。(強いて言うと、最後の May I have… は他に比べると少し丁寧です)。ただ、最終的には「シーザーサラダがほしい!」ということが伝わればいいので、 “Caesar salad!”“This.” とメニューを指しながら注文するのも、まったく問題がないです。
※ ただし“salad” の発音だけは気をつけましょうね。⇒詳しくは前回の記事へ

では、注文したものがなかなか出てこないときは、何と言えばいいでしょうか。

北米では、テーブルごとに担当が決まっているので、まずは自分のテーブルのサーバー(店員)に伝えましょう。(自分のテーブル担当でないサーバーに話しかけても、「ちょっと待って」と言われることもありますが、それは気にする必要はありません)。その際、以下のような言い方があります。

  • My order is still not here. 「注文したものがまだ来ていません」
  • I ordered a Caesar salad a while ago. Can you check? 「しばらく前にシーザーサラダを頼みました。確認していただけますか?」
  • How much longer will my Caesar salad take? 「シーザーサラダはあとどれくらいかかりますか?」

サーバーからは、恐らく “Let me check.” 「確認します」のような返答があると思います。その後には以下のようなことを言われるかもしれません。

  • I’m sorry, the order wasn’t put through. 「申し訳ございません、注文が通っていなかったようです
  • It should be ready in a few minutes. 「あと少しでお持ちできます」

何れの場合でも、以下のように答えればOKです。

  • Okay, I’ll wait. 「わかりました、待ちます」
  • Could you cancel the order? 「その注文、キャンセルしていただけますか?」
【豆知識】豆知識:昔は waiter と waitress が普通に使われていましたが、性別によって呼び名が違うことが差別的であるという意識が広まり、今では server と、男性・女性バージョンがない言葉が一般的です。客室乗務員の stewardess も同じ理由で一般的ではなくなり、今は男性の客室乗務員も女性の客室乗務員も flight attendant と呼ばれるようになりました。

ようやく注文が来た!なのに、頼んだものと違うものが来た……。
そのような経験をされたことがある方もいらっしゃると思います。このような場合も、まずはサーバーに伝えましょう。表現としては、以下のようなものがあります。

  • This isn’t what I ordered. I ordered a Caesar salad. 「これは私が頼んだものではありません。私はシーザーサラダを注文しました」
  • I ordered a Caesar salad, not a cobb salad. 「私はコブサラダではなく、シーザーサラダを頼みました」

大抵の場合は正しいものを持ってきてくれますが、もしこじれた場合は、レストランのマネージャーと直接話すとよいです。この場合は、 “Can I speak with the manager?” とサーバーに伝えればよいです。

最後に、レストランで使える便利な表現をいくつかご紹介します。

  • Does this have any nuts in it? I’m allergic to nuts. 「これにはナッツは入っていますが?ナッツアレルギーなのです」
  • Can I get this with no cheese? 「チーズ抜きでお願いします」
  • Do you have a vegetarian menu? 「ベジタリアン用のメニューはありますか?」
  • Can I get an extra plate?  「お皿をもう一枚いただけますか?」
  • Can I get the rest to go? 「残りを持ち帰りたいです」
  • Can you split the bill? 「別々に払いたいです」
【豆知識】北米のレストランでは、お支払いを複数のクレジットカードにわけて払うことができます。どのカードにいくら(もしくはどの料理)をつけるかを指定し、さらにそれぞれにチップをつけるとよいでしょう。また、大勢でレストランに行って、お会計をテーブルごとに分けたい場合は、注文をする前にその旨、伝えましょう。日本と同じですね。

 <プロフィール>
千浦郁布子(ちうら・ゆうこ)
東京都千代田区生まれ。幼稚園〜小学校と大学の計12年間をアメリカで過ごしました。前職で英会話学校の教材とサービスの開発をしながら、ポッドキャスト などの英語学習コンテンツをつくっていました(自ら出演も!)。現在は、ライフネット生命のお申し込みサポート部でお客さまとの接点となるパンフレットなどのマネージングをしています。