今回は7月に入社したザエムのブログです。マレーシア出身で、夏になると故郷を思い出すといいます。そんな時に訪れる、近所のケバブ屋で言われた言葉を振り返ります。


皆さま、初めまして。
2020年7月20日付けで入社しました、ザエムと申します。

本日は自己紹介を兼ねて、私が思う「きょうだい」についてお話ししたいと思います。
人生で初めてのブログ投稿ですので、温かい目で見守って頂ければ幸いです。

突然ですが、皆さまは夏と言えば何を連想されますか?
海でしょうか? 花火でしょうか? それともお祭りでしょうか?
私は故郷のマレーシアを思い浮かべます。

私は十数年前に故郷のマレーシアを離れ、日本の大学に入学しました。
そこでは、学友と勉強や研究に励みつつ、マレーシアでは体験できないような経験をさせていただきました。
例えば、講座内のイベント等で漫才を披露する機会が何回かありました。
最初は緊張しましたが、漫才で人を笑わせることがとても心地良くなり、今となっては常日頃から面白いネタはないかと探している自分がいます。

しかし、日本での生活は楽しいことばかりではなく、寂しい時もあります。
マレーシアは一年中暑い国ですので、夏になると故郷で過ごした日々を思い出します。
そういう時はご近所のケバブ屋に行き、そこのトルコ人と雑談するようにしています。
彼も故郷を離れ、日本でがんばっています。

彼はとてもやさしく、料理ができ上がるのを待っているデリバリーの方に飲み物をあげたり、彼らが退屈しないようにたどたどしい日本語でコミュニケーションを取ったりしています。
また、彼はいつも私に大盛のケバブを作ってくれますが、大盛分の料金を渡すといつも断られます。
「遠慮しないでください。私たちは『きょうだい』でしょう!」と彼は言います。
そうです。生まれた場所が違えども、我々は皆「きょうだい」です。
寂しいときは慰めあい、困ったときは助け合う「きょうだい」です。

私は社会人1年目でまだまだ至らないところはありますが、彼の言葉を胸にライフネット生命で精一杯努めてまいりたいと思います。

データサイエンス推進室
ザエム