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春の到来を予感させる好天となった2023年2月18日、ライフネット生命オフィスにて「ふれあいフェア」を実施しました。
2022年度のふれあいフェアは「社会課題を学ぶシリーズ」と題し、ご契約者さまと一緒に、さまざまな社会課題について学ぶ場を目指しています。49回目の開催となる今回は、「子育て世代の悩みってなんだろう」をテーマにしました。第一部は、子育て中のライフネット生命社員によるトークセッションを行い、第二部は、代表取締役社長・森が「子育てと保険の関係」をテーマにお話ししました。会場の模様を、前・後編にわたりお届けします。

<当日のプログラム>
(1) 第一部 ライフネット生命の子育て奮闘中社員によるトークセッション←今回
(2) 第二部 代表取締役社長・森によるレクチャー「子育てと保険の関係」

■アンケートから見える、子育て世代のリアルな悩み

第一部では、ご契約者さまにご回答いただいた、子育てに関するアンケートの結果を発表。結果を見ながら、子育て真っ最中の社員によるトークセッションが行われました。

<トークセッション参加社員>
・ 森(代表取締役社長):入社11年目。11歳と9歳の二児の親。
・ 関根(人事総務部):入社11年目。15歳の一児の親。
・ 小野澤(CXデザイン部):入社2年目。2歳と0歳の二児の親。

最初にご紹介したのは、「育児において、迷ったり困ったりしたこと」と「お子さまに関してつい気にしてしまうこと」の2つの質問に対する回答です。

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森・関根もまさに、1位・2位に挙げられた悩みを抱えているそうです。

森:一人目の子どもが生まれてから約10年経ちますが、この10年間を振り返ると、想定していなかった支出がたくさんありましたね。1つ目の質問で「経済的な負担」への悩みが2位に挙げられていますが、やはりお金については、これから子どもが成長するまでの10年間でどのくらいかかってくるのか、私も少しドキドキしています。実家が遠方にあるので、孫の顔を見せたいと思うと、新幹線を利用することになるんです。子どもが大きくなるにつれて、交通費の負担もだんだん大きくなっています。

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歴史にハマった子どもの影響で茶道にも挑戦していると話した森

関根:私は子どもが中学生なので、1つ目の質問で1位になっている「スマホなど情報端末との付き合い方」は、まさに今、悩んでいるところです。共働きなので、非常時の連絡用などに小学生の頃から子ども用の携帯電話を持たせていました。小学校卒業後にスマホを持たせたところ、すぐに100人単位のお友達とSNSでつながって、当たり前にコミュニケーションを取っていて驚かされました。
スマホでのインターネットの閲覧やアプリのダウンロードに制限をかけていますが、学校で使用するタブレット端末は、学校側の要望で制限をかけていません。動画サイトや漫画アプリでさまざまなコンテンツに触れることができるので、使い方が気になっています。ただ、親があれこれ制限するより、子ども自身に「このサイトは危ない」などと判断する力を養ってもらわないといけないのかな、と思って

小野澤:我が家の2歳の子どもも、親が何も教えていないのに、スマホを勝手に操作しています。使いこなしていて、びっくりしますよね。

森:「あまりスマホに触れさせすぎるのはよくない」とは思いつつ、毎日毎日、家事や育児で忙しい中では、スマホに頼りたくなりますよね。

会場のご契約者さまからは、スマホの使い方に関して、親世代と祖父母世代の価値観の違いに悩んだ、という声もありました。また、2位になった「経済的な負担」に関連して、たとえば学資保険やスポーツ保険など、どのような保険に加入するべきか悩んだ、という方もいらっしゃいました。

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ご契約者さまとも子育ての悩みを交換し、終始なごやかな雰囲気でした

■アンケートから見える、子育て世代のリアルな悩み

続いて、以下の3つの質問「以前は知らなかったことで、子育てを始めてから印象が変わったこと」「子育てに関する情報源」「この先の子育てでわからないこと」の回答が紹介されました。

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特に、最後の質問「この先の子育てでわからないこと」では、例に挙げた5つの選択肢すべてを選んだ方が大半という結果に。どのご家庭もわからないことだらけの中で、子育てに奮闘されている様子がうかがえました。

小野澤:最近悩んでいるのが、子どもへの叱り方です。子どもの命に関わるようなことはしっかりと叱っていますが、弟におもちゃを奪われて、お兄ちゃんがつい手を出してしまう、という場面があって、そういうときにどう叱ったらいいのか悩んでいます。

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ライフネット生命に入社してすぐ次男が誕生した小野澤。仕事も子育ても奮闘中

小野澤の悩みにうなずく参加者もいました。同じく二児の父親である森も、叱る際に気をつけていることがあるそうです。

森:子どもを叱るとき、夫婦のどちらかは必ず子どもの駆け込み寺になれるように、「二人が同時に子どもを叱るのはやめよう」と妻と決めています。とはいえ、子どもの態度に対してどう叱るべきか、いまだに悩みますね。今年も年明け早々、子どもがお年玉を寝転がったままもらおうとしていたので、「それは違うぞ」と伝えました。親として反省することも多いです。

■子どもと過ごす日々がもたらしてくれる、人生の楽しみ

「子育て」といえば、苦悩や大変な部分に注目が集まりがちですが、そんな毎日の中でも楽しさや充実感を感じる瞬間があります。そうした瞬間について、登壇した社員とご契約者さまとで語りあいました。

森:やはり、自分自身は全く関心がなかったことでも、子どもが興味を持つと、一緒に学べることですね。私は歴史に苦手意識があったのですが、息子が歴史物のドラマにハマったのをきっかけに、浜松・名古屋まで徳川家康の縁の地を巡る旅行に行きました。以前は興味を持てなかったお城の案内文も、読んでみるとすごく面白くて、「この場所でこんなすごいことが起こっていたのか」という発見がありました。大人になって「また勉強してみたい」と思えることに出会えて、すごくよかったなと思います。

関根:子どもが生まれたばかりの頃は、何が原因で泣いているのかもわからず、睡眠時間を当たり前のように削られて大変なことばかりでした。けれど、その経験を通して、自分の許容範囲がすごく大きくなったなと思います。スマホの使い方には驚くこともありますが、娘と同級生とのデジタルデバイスを通じたコミュニケーションの様子を見ていると、彼女たちが社会人になったときに、また新しい価値観を生み出してくれるのではないかと、楽しみに思っています。

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関根の趣味はこの春から高校生になる娘との二人旅だとにこやかに話す

小野澤:上の子の発語が少しゆっくりだったのですが、子どもが好きなキャラクターのミュージアムに連れて行ったところ、いきなり堰を切ったように話し出したんです。まだ幼いですが、子どもの得意なことを伸ばすためにできることを考えるのが、とても楽しいですね。

小野澤と同じく昨年生まれたばかりのお子さまがいらっしゃるご契約者さまからは、最初はミルクがなかなか飲めなかったのに、だんだんと飲めるようになったというエピソードをご紹介いただきました。小さな成長と喜びを感じるエピソードに、会場にもほっこりとあたたかな気持ちが広がりました。
後編では、ふれあいフェア第二部の、「子育てと保険の関係」のお話についてご紹介します。

<クレジット>
取材・文/ライフネットジャーナル オンライン 編集部
撮影/村上悦子