(写真はイメージです)

少子高齢化が、日本の抱える問題として意識され始めたのはいつごろでしょう。近い将来、いわゆる団塊の世代が75歳以上になり、人口における高齢者の割合が増大することが予想され、その“2025年問題”の対応が考えられています。東京の生活に慣れた人にとっては、年をとってからこそ住み慣れた都会での生活を続けたいものでしょう。そういった問題に取り組む東京ホームタウンプロジェクト事務局の宮坂奈々さんにお話をうかがいました。

当記事はFMラジオJ-WAVE「JK RADIO TOKYO UNITED」の番組で、世の中をもっと楽しく、グッドにするためのアクションを紹介する『COME TOGETHER』より許可を得て加筆転載しています

■東京ホームタウンプロジェクトとは? 

東京都福祉保健局の事業の一環として、2015年度に着手されたプロジェクトです。団塊の世代が75歳以上の「後期高齢者」になる2025年に向けて、東京が安心して暮らせるまちであるために、今できることを考えています。

東京の強みである活発な企業活動や、豊富な経験と知識を持った多くの人たちの力を生かし、いままで福祉が“他人ごと”だった人たちも巻き込んで、「いくつになっても、いきいきと暮らせるまちをつくる」ことに挑戦しようと呼びかけています。

東京ホームタウンプロジェクト 事務局の宮坂奈々さん

■いくつになっても、いきいきと暮らせるのは、どんな街でしょうか。

東京のような都会では、とくに人と人とのつながりが希薄になっている、と言われます。東京ホームタウンプロジェクトは、今後迎える超高齢社会で、何か困ったことがあったときに身近に支えてくれる人がいたり、あるいは地域における自分の役割があったりすることで、地域と人、多様な人と人とが繋がり、みんなが安心して暮らせるようになると考え、そんなまちづくりを目指しています。

行政の制度やサービスでは解決できないことも多く、住民同士が日々支え合い、交流することがとても大切なので、そのような趣旨に沿って草の根の活動を行っている地域団体・NPOを支援したり、多様な人たちが地域づくりにかかわるきっかけになる場を提供しています。

■そんな地域づくりに必要なヒントを得られる催しがありましたね

 2018年2月24日に、1日限りの「大学」というコンセプトで、2017年度の東京ホームタウンプロジェクトの総括イベントである「東京ホームタウン大学」を開催しました。一般の人が自由に参加できるイベントで、大学という名のとおり、明治学院大学の白金キャンパスが会場でした。

まず1限目のトークライブは、日本各地を飛び回り「人と人をつなぐ」コミュニティデザイナーの山崎亮さんを迎えて、超高齢社会・東京の未来を展望。山崎さんが考える、近未来の東京の課題と、その課題解決に向けたヒントについて話を聞きました。後半は、東京の各地で活躍する地域団体の実践者のみなさんを交え、まちを輝かせるアイデアを話し合いました。

2限目は、介護、地域、多様性など、各分野(教室)に分かれての分科会で、地域住民・NPO・ボランティア・企業などの取組みについて討議が行われました。 基調トークライブや20以上の地域活動団体が登壇する分科会によって、東京の地域について考える充実した一日になったと思います。

だれでも安心して暮らせるまちづくりのヒントや、今後のイベントなどについては、ウェブサイトをぜひご覧ください。

<インフォメーション>
東京ホームタウンプロジェクト

●http://hometown.metro.tokyo.jp/
●http://hometown.metro.tokyo.jp/tokyohometownuniv2017/

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