(写真はイメージです)

子ども部屋やベッドの上のスペースを奪いがちな、ぬいぐるみたち。子どもが大きくなったり、飽きてしまったりして処分しようとしても、「あまり汚れていないし捨ててしまうにはもったいない……」「ごみに出してしまうのは子どもが嫌がりそう……」と悩んでいる親御さんは多いはず。そんな、処分に困るぬいぐるみを、寄付という手段で再利用しませんか?

■世界の子どもたちに、笑顔になれるぬいぐるみを届ける

「不用品を寄付・社会支援に再利用し失われていく命・未来を守ること」を使命とし活動している、国際社会支援推進会「ワールドギフト」。日本でゴミとして処分されてしまっている、まだきれいな衣類やくつ、文房具、台所用品までさまざまな支援物資を、これまで途上国をはじめとする85カ国に寄付してきました。

今回は、ワールドギフトが受け付けている「ぬいぐるみの寄付」について、その方法をご紹介します。

ワールドギフトでは、寄付したいぬいぐるみを宅配集荷し、途上国の団体や施設・貧困地域へ送っています。

ぬいぐるみは古いものであっても、極端にひどい汚れがあったりボロボロに破れていたりしなければ寄付することができます。

受け取った地域や団体は、そのままリユースするほか、チャリティー販売をして活動費にするなど、各地の状況に応じてぬいぐるみをさまざまな形で活用しています。

「ワールドギフト」では、ぬいぐるみのほか、文具や衣料なども寄付を受け付けている(ワールドギフトウェブサイトより)

梱包は段ボール(未使用・使用済みは問いません)のほかスーツケースや衣装ケースを用いてもOK。送りたいぬいぐるみを入れたら、縦・横・高さを合計した大きさを、上面にマジックなどで記入してください。

集荷の申し込みは、ワールドギフトのホームページ上で郵便局または佐川急便(大きな集荷の申し込み)のどちらかのフォームを選択して記入します。申し込み後、集荷依頼の確定メールが届いたら、送料を含む料金の支払いをして(集荷日の翌日中までに着金するように入金)、あとは集荷にきた宅配業者に渡すだけ。

ワールドギフトに送られたぬいぐるみは、フィリピンやインドネシアのほかケニア、ドミニカなど世界各国に届けられています。

 

また、ぬいぐるみを送る際、ほかの支援物資を同時に梱包することもできます。ワールドギフトでは食器・衣類・文房具・雑貨・おもちゃなど、身の回りにあるものを寄付・リユースしています。寄付を受け付けている物資について、詳しくはウェブサイトでご確認ください。

心に寄り添い、ときには友だちのような存在にもなる、ぬいぐるみ。さまざまな状況にある世界の子どもたちの笑顔のつながる、寄付という選択肢をぜひ一度考えてみてください。

<プロフィール>
国際社会支援推進会 ワールドギフト
インスタグラム

<クレジット>
文/ライフネットジャーナル オンライン 編集部